”けん”です。本日のゴルフレッスンは「練習場の原理」です。ゴルフに好不調はツキモノです。「ティーショットが悪かった」、「アプローチが悪かった」、「パッティングが悪かった」と言い訳ばかりが聞こえてくるのがゴルフです。
それなのに、スコアが大きく乱れてしまうことはあまりないのが不思議に感じます。最初に叩いても上がってみれば普段と変わらないスコアだったり、前半好スコアでラウンドし、「今日はベストスコアが出せそうだ」なんて気負っていると後半は平凡なスコアになってしまうこともあるのです。ゴルフのスコアは平均するのです。
ドライバーでOB連発すると、どうしてもアイアンショット以下アプローチなどの”小物”にスコアの比重が移ってきます。しかし、何度もアプローチをしているうちに寄るようになってきます。5ホールに1回の寄せワンが、3ホールに1回になったりして。
アプローチの頻度が必要以上に多くなると、ラウンドの後半は自分では気づかないほどに”上達している”こともあります。上達というよりも慣れてきていると言ったほうが正しいのかもしれません。
非力なゴルファーは飛距離が出ません。常にセカンドでグリーンに乗せることができるところまでティーショットを運ぶことはむずかしく、アプローチとパターに頼るゴルフになりがちです。そのためショートゲームの回数はほかの人よりも多くこなすことになります。非力なゴルファーはグリーン周りが上手いのは必然というわけです。
ティーショットでミスして距離のあるアイアンショットを打つときだって同じことが言えます。最初は左にブレていたショットも回数をこなすうちにブレを修正していきます。練習場でその日の癖を見抜き少しずつ調整することと似ています。
このように、ラウンドで練習している(数を打っている)状況が、アイアンショットやアプローチにつながっていると言えるでしょう。
だけど・・・
ドライバーのティーショットだけは当てはまらない気がする・・・
ドライバーでのティーショットは常にマン振りになっているのかもしれません。練習場では常にマン振りではありません。そんなことをしていると疲れてしまうからです。ところどころマン振りはするものの、普段は「手を抜いて練習している」自分がいたりします。
それが力の抜けた良いスイングだったりします。ラウンドでドライバーのティーショットでミスしたときはさんざん素振りをして自分の体を疲れ果てさせて力の抜けた状態でティーショットの望むことも1つの方法だと思います。
過度の期待をすることなく、力の抜けたスイングをすることで練習場のドライバーショットがよみがえることもあるでしょう。
ではまた