100の壁

”けん”です。本日のゴルフレッスンは「100の壁/100を切るには」です。

ゴルフを始めると必ずどこかで壁にぶつかります。この壁を乗り越えると一気にゴルフが飛躍しこれまでなかなか切ることができなかった目標スコアを比較的簡単にしかも高い確率でクリアすることができたりします。

ここでは100を切る方法について解説。これを読んだら100切れます!

100の壁

100を切る具体的な方法

100を切るためにはいくつかのポイントがあります。

ドライバーは振らない

100を切れないゴルファーは一度でいいので、お金を捨てたつもりになってドライバーを強く振らないことです。これだけで100切ることができるゴルファーも多いです。「せっかくのラウンドでお金がもったいない」と思っていませんか?もったいないのは大叩きしてボールを失うことです。

ドライバーのミスショット

100を切れない人はドライバーをマン振りしている人に多いです。ドライバーで改心の一撃を狙いそして100を切ろうなんてもってのほかです。ドライバーの飛距離で負ける事がイヤ。この考えを捨てるべきです。

ドライバーを振るのはコンペでのドラコンだけでいいでしょう。100を切ることを優先しましょう。ドライバーを振らないと仮定するとOBが相当減るはずです。当の本人も分かっているんです。

トラブルになったときのリカバリー

トラブルになったときに、取り戻すためのミラクルショットをやめましょう。高い確率で再度トラブルを招くことになります。

イレギュラーで起きてしまう様々なトラブルに見舞われながらも、それを対処できる落ち着いた精神力を発揮できたとき、初めて技術面の実力に近いスコアでラウンドすることができると思います。

たとえばグリーン周りからのアプローチ。アプローチといえば一般的にウェッジを使うはずです。スコア100のレベルで考えると失敗する確率のほうが高いです。

トラブルになったときのリカバリー

信じられないほど深いラフでない限りボールが見える程度のラフであればパターでグリーンに乗せるだけで十分です。パターって!?と笑ってしまいそうですが、意外にも寄る確率が高いクラブです

100切りのためのスコアの考え方

大抵のゴルフ場はパー4が10ホール、
パー5が4ホール、パー3が4ホールのトータル72という設定になっています。計算上で100を切りましょう。読んだ後は「いける!」と思うはずです。

100切りのためのスコアの考え方

9ホールでボギーを打ってよし(9オーバー)・残りの9ホールでダブルボギー打ってよし(18オーバー)と考えましょう。合計27オーバーになりトータルスコアは99です。

実際のラウンドではスコアカードに3ホールごとに太線を書き入れてください

ホール パー スコア オーバー 3ホール
145+1+4
246+2 
334+1 
457+2+5
545+1 
646+2 
745+1+4
835+2 
956+1 
小計3649+13+13
1057+2+5
1145+1 
1246+2 
1334+1+4
1457+2 
1545+1 
1646+2+5
1734+1 
1846+2 
小計3650+14+14
トータル7299+27+27

合計27オーバーになります。もしも パーが1つでも来たらOBを1発打ってよしと考えてください。少し楽になりましたか?これで100切れますよ。

パー5の落とし穴

ゴルフにおいてパー5が最もやさしいと思っていませんか?一度ミスしてもあと4打あるのでミスを取り返すことができると考えるものです。実際ゴルフ歴が長い人にとってはパー5はやさしいホールになることは理解できます。

初心者にとってはパー5が鬼門

しかし、ゴルフを始めたばかりのゴルファーにとってパー5は厄介なホールです。

「一度ミスしてもあと4打で・・・」という考え方は当てはまらず、どちらかというと、あと4回もショットしなければならないので失敗する確率が高くなるのです。

競う相手がいるなら距離の長いパー5がスコアが離れてしまうホールになります。

そのためゴルフを始めたばかりのゴルファーにとってはパー3がチャンスホールになります。傷口が広がらないのは打つ回数が少ないホールなのです。

100が切れない原因

100切りのことを考えているゴルファーには2種類の人がいます。まったく100を切ることができない夢のようなことを考えているレベルのゴルファーと実力的には十分100を切ることができるはずのゴルファーです。

前者の場合、練習しスイング・ショットを磨くこと以外ないわけで、目標設定をもっと身近なものにしたいものです。いづれ100を切るレベルになります。

後者ようなゴルファーはいつでも100は切れると思っていますし、その方法も実は自分自身が一番知っているんです。しかし、それを実行しようとしないジレンマがあります。

それが飛距離とベストスコア両方欲しい欲張りな気持ちです。

せっかくゴルフに来たからには「ドライバーでかっ飛ばしたい」という気持ちと、「練習してきたしベストスコアも出したい」という欲張りな考えを持ったゴルファーは非常に多いですし、誰もが通る道です。

どこまで飛ぶか自分の飛距離を知りたい、その気持ちがOBを招き、取り返しのつかない1打として最終ホールに近づくにつれ気持ちが沈むことになり、今日のラウンドを後悔したり、たった1度のナイスショットを思い出して自分を励ましたりします。

100を切るためには自分の気持ちをコントロールできるメンタル面を持つことが非常に大切なことなのです。

100の壁とは

ゴルフは知らない人とラウンドすることも多いはず。そんなときはハンディキャップである程度の実力を推測することができます。ハンディキャップを持っていないときはベストスコアで自分や相手の実力を把握できます。

100の壁

その際1つの物差しになるのが100というスコアの目安です。実際は相手のスコアなんてどうでもいいことなのですが、これからいっしょにラウンドする同伴者がどれくらいの実力なのか知りたいのも事実です。

ベストスコア100と99の与えるイメージ

100と99というスコアの差はたった1打ですが、この1打の差がゴルフの上下関係を決めてしまうほどの1打になったりします。

スコア100のイメージ

  • 100は3桁
  • 仮免レベル(自動車免許に例えると)
  • ゴルフ場に行くなら中級者以上と(昔の話です)

スコア99のイメージ

  • 99は2桁
  • 卒検レベル
  • 誰とラウンドしてもある程度は恥ずかしくないレベル

たった1打でこれだけイメージに違いがあります。そのためキャディさんや同伴者の対応も変わってくることもあります。ゴルフレベルとして一つの指針になるのがこの「100の壁」になります。ゴルフにおける1つの検定みたいなものかもしれませんね。

まとめ

ラウンド終了後「本当は100なんか切れるんだけど・・・」と後悔するよりもそれを受け入れ、今度同じような場面に遭遇したときに今できるベストな対応をするためにはどうするかを考えることが大切だと思います。

個人的には感情を殺してロボットにでもなったつもりでトラブルを機械的に処理することができれば大きくスコアを乱すことは無くなると思います。

自分の引き出しに入ってる技術面のどの部分を使うか冷静に考えましょう。次第に引き出しから難なく取り出すことができるようになりますし、技術面の選択肢も豊富になってくるものです(そうなると別の問題も出てきますけど)

いつの間にか、スコアのバランスを考えることができるようになって当たり前のように100を切ることができるようになりますし、目標が90になった時点で100のことはあまり考えなくなるものです。

ではまた