まぐれのアプローチ

”けん”です。本日のゴルフレッスンは「まぐれのアプローチ」です。20~40ヤードの中途半端なアプローチはとてもむずかしいですね。上手くいったとしてももう一度再現することはとてもできることではありません。

まぐれのアプローチ

次のラウンドで全く同じホールの同じ場所に止まったとしてもライが少し違ったり、気温や湿度、天候、風向きも違います。ピンの位置や芝の状況だって違ってきます。たとえ、同じ日に同じところにボールを置いたとしても厳密に言えば同じではないのです。

もしも、条件が全く同じだったところで生身の人間がすることです、同じ場所、同じ距離、同じ方向にアプローチすることは不可能でしょう。

ただ、それに近いアプローチをすることは不可能ではありません。この場合アドレスも大事です。同じアドレスを取ることができればそれだけイメージに近いアプローチをする準備ができます。

アドレスが上手くいったとしても、実際のスイングが毎回違うようでは同じアプローチをすることはできません。100パーセントといわないまでもそれに近いアプローチができなければ、前回寄ったアプローチは”まぐれ”ということになります。

まぐれでもアプローチが寄れば上手くなった気分になります。次に同じようなアプローチのときに寄る気がするものです。でも現実はまったく寄らず落ち込むのが関の山です。寄ったとしても前回とは違う形で寄るはずです。

アプローチだって再現性があったほうがいい。そのためには手打ちを極力避けたアプローチを目指すべき。小さなショットになるアプローチは手だけで行ないがちです。

自分では手打ちになっていないと思っていてもそうでないことも多くあります。他人にとやかく言われても自分では手打ちはしていないつもりなので直るはずもありません。それを自分で調べるにはグリップに注目してください。

左右のグリップの間隔を少しだけ離してアプローチをしてください。これで手打ちになっているかが分かります。この方法はフルスイング時の振り遅れ防止のためによく使われるレッスンです。ほんの少しの手の動きが感覚的に分かります。それを逆手に取るのです。

それでも手の動きを極力抑えたとしても、手の感覚は大切です。インパクトから伝わる振動などで距離が合っているかどうか感じることができるはずです。そのため動かないようにガチガチに力が入っていてもいけません。力が入ると関係のないところまで力が入ってしまいます。

アプローチはボールの高さとスピン量をコントロールすることが出来ればかなりの確率で納得のいくアプローチショットが出来るようになります。ボールの高さをスピン量を一定にするためには上記でお話したように手打ちではいけません。あとはアドレスで決まるといっていいでしょう。

手首を固定することでインパクトでのフェースのロフト角度が一定になります。これにより飛び出す角度が一定になります。大きな筋肉を使うことで突然敏感に動き出す箇所がなくなりスイングに無駄な加速がなくなると思います。

ボールの種類も大切です。普段から使っているボールを使って練習することです。メーカーが同じでもモデルが違えば全く違うアプローチになってしまいます。スピンが効く、効かない、そんなことは関係ありません。いつも使っているボールのアプローチの感覚を掴むことが大切です。そんなことを考えながら練習してみてください。

ではまた