

アプローチは距離が短いだけにボールが左右に曲がることはあまり気になりません。アドレスの向きが大きく間違っていないのであれば、方向性はそこそこ問題ないと思います。
大切なことはやはり距離感です。そのためアプローチの練習をするというと、距離感の練習をするはずです。15ヤード・30ヤード・50ヤードなどのかごや看板へ球を寄せたり当てたりする練習をします。
その場所で何球もアプローチをすればいつかは寄りますし、いつかはかごの中に入ります。これは上手くなったのではなく今だけかごに入るスイングの大きさを打てるようになったということです。
ラウンドでは同じ距離の場面に遭遇したとしても、打とうとしているライが違いますし、グリーンの速さ、落としたところからの転がりも違います。
練習しているボールとメーカー・ブランドが違うので打感も違いますし、距離感は当然違ってきます。アプローチの練習でもラウンドで使用するボールで練習することが大切です。
アプローチの距離感を養う方法
アプローチの距離感を養う方法としていくつかご紹介しますので自分に合ったものを選んでみてください。
- 同じのクラブで距離を打ち分ける
- 複数クラブで同じ距離を打つ
- 球の高さを揃える
この3つが距離感を養うための方法です。
1.同じのクラブで距離を打ち分ける
1つのクラブを使って距離を打ち分けるためには、
- スイングの大きさを変えることで距離を打ち分ける
- ボールの位置を変えることでロフト角度を変化させて距離を打ち分ける
- クラブを長く持ったり短く持ったりして距離を打ち分ける
1つのクラブを使ってもこれだけの方法があります。最後のグリップを長めに持ったり短めに持ったりすると書きましたが、距離感にはさほど影響がありませんのでお勧めできません。一応挙げているだけです。
2.複数クラブで同じ距離を打つ
距離感を養うのにとても役に立ちます。SWで5ヤード打つ感覚を身につけて、その感覚で9Iで同じスイングでアプローチをするととんでもなく飛びます。5ヤードを9Iで寄せるにはかなり小さなスイングになります。スイングというよりもパッティングに近い感じです。
SW~7Iまでくらいで10ヤードの練習をしてみるといいでしょう。ピッチエンドランやランニングアプローチの練習になります。重要なことは同じ距離を打つことです。
3.球の高さを揃える
練習場ではかごや看板に入れたり寄せたりすることが目的のアプローチの練習になりますが(アプローチ専用グリーンが無い場合)、これではかごや看板の周りの芝が生い茂り止まってしまうことがあります。実際のアプローチはボールがグリーンに落ちたら思ってる以上に走ったり、逆に止まったりします。
ボールが落ちたところや止まったところを考えずあえて、アプローチの放物線の頂点の高さを揃えることで距離感を養う練習をしてみてください。
これはとてもむずかしい練習になりますが、なにかアスリートになった気分で研ぎ澄まされた感覚があります。
ただ・・・
ボールの頂点を確認しようとしてヘッドアップになりがち
気を付けろ!
ではまた
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