”けん”です。本日のゴルフレッスンは「アプローチの距離感」です。
アプローチはミスしたときにグリーンにボールを運ぶための作業です。地味なショットだけに目立たないのですが、アプローチの上手い人とそうでない人とではスコアに雲泥の差がでます。
まずはライを確認
距離を測る前にまずはボールのライを確認することが大切です。
フェアウェイであってもディボット跡だったりすると使えるクラブや打ち方が制限されます。
ボールに泥がついていたり、ラフに入っていたら使えないクラブもあるでしょうし、できないアプローチ方法もあります。ここで切り捨てましょう。
アプローチの残り距離を測る方法
アプローチをするにも残り距離をしっかりと把握しておかなければなりません。20ヤードあると仮定すると、実際に20ヤード打っても寄るわけではなく、グリーンの傾斜やグリーンの速さ・固さなども加味しなければなりません。ご注意ください。
アプローチの残り距離を測る3つの方法
短い距離で「GPSナビ」など距離測定器を使っている人もいます。とても便利な測定機器ですが、スロープレーになるところをよく見かけますので注意してください。
以下はアプローチの残り距離を測る方法です。
歩測で距離を測る
基本的には歩測になると思います。普段の生活の中で歩測の練習をしていればすごくトレーニングになります。
自分の歩測の癖を知っているともっといいと思います。下りを歩いているときは歩幅が広くなりがちとか狭くなりがち、歩測に慣れてくると後のほうが歩幅が広くなるなど、よくあります。
目測で距離をイメージ
目から入ってくるイメージは重要です。歩測でグリーン周りまで足を運び、振り返ってボール位置を見てみると「こんなに打ち下ろしになってるの!?」とボール位置からでは分からない傾斜があったりしますので感覚として捉えることもできます。
カップ(ホール)とボールが両方目に入る横位置で確認するとアプローチのイメージが湧いてくるはずです。「グリーン手前にくぼみがあるな!じゃあ上げていこうかな」とか、「グリーンエッジからピンまでの距離がないぞ。仕方ないオーバーしても乗ればOK!」などイメージが湧いてきます。
キャディさんに聞いてみる
セカンドショットじゃあるまいし・・・と思ってしまいますが、聞き方が良かったらいいかもしれません。
「残り、どれくらいですか!?」と聞くよりも「20ヤードくらいだと思うんですけど、どうでしょう!?」と自分の考えを伝えてみることのほうが良いと思います。
「ピンの奥が下ってるんですよ」なんてアドバイスをもらえるかもしれません。打てなくなりますが。
ここで3つ取り上げましたが、大切なアプローチならば、あらゆる情報を駆使して残り距離を算出すべきです。
アプローチのスイングの振り幅を決める
アプローチの距離が決まりました。ランニングアプローチ・ピッチエンドラン・ロブショットなどアプローチの種類も決まりました。次は振り幅です。
フルショットの練習ばかりしていると、ラウンドでのアプローチの場面に出くわしたときにショットは良いけどグリーン周りが・・・ということになりがち。
普段からアプローチの練習をしていると最小限のミスでアプローチの距離感がすぐに身に付きやすいです。面倒でも練習しておいたほうがいいでしょう。
比較的、超短い距離は寄ったりするのですが、20ヤード以上からがむずかしいです。それはハーフショットが入る距離になるからだと思います。
ピンを眺めながら連続素振り
目の錯覚があったりしますから、できるだけ横からも眺めるようにしましょう。そこで片山晋吾選手がいつも行なう、ピンや落としどころを見ながら素振りをすることです。
ボール位置でピンに対して正面を向いて落としどころを見ながらトップ・フィニッシュと連続素振りを行なっていると落としどころまでボールを運ぶためのスイングの大きさが自分なりにイメージ出来てきます。そのときのトップ・フィニッシュの位置を体に叩き込みます。
まだ自分の順番でないなら、ボールとピンが良く見える横位置で同じように素振りをしてボールが寄るイメージをしておきたいところです。
同伴者のアプローチを参考にする
残り距離が遠い人からプレーをしますので、同伴者が先にプレーするときはラッキーです。邪魔にならないところでシンクロするように同じ振り幅でスイングしてみましょう。
振り幅やスイングのスピードがとても参考になります。たとえ同伴者がミスショットしたとしても、「あんな感じでスイングしたらいけないんだ!」と感じ取ることができると思います。
目の前でテストの解説をしてくれるわけで、ちょっとしたカンニング感覚です。
アプローチの距離感は等速がいい
みなさんはクラブを振るときの加速・等速って考えたことありますか?バックスイングのトップで止まるわけですから実際はずっと等速にはなりませんよね。でもこの等速が距離感を出せる感じがするんです。。
よく体に時計の長針・短針を合わせたハーフショットのことを書いてありますが、私はイマイチ上手くいきませんでした(4時~8時・3時~9時・2時~10時など)。それはクラブを振るとき加速してしまうからです。
等速のつもりで振ると、どういうわけか刻み方が一定になります。でも実際はどんな位置でハーフショットしても等速であるなら、距離は同じにならないといけないのですが・・・どういうわけか上手くいきます。また、そのときはアドレスで作った右手首の角度を最後まで保つことにしています。
加速すると「手加減」が入ってしまいます。気を付けましょう。
インパクトで緩むことなく機械的に打つ
スイング中、「大きいかも」「強いかも」と脳裏をよぎるとインパクトが緩んだりしてミスショットの原因になります。先に決めた距離を信じて打つことです。
アプローチするまでにむやみに時間をかけてしまうと、距離感のイメージを失いがちです。ボールの後ろに立ち動き出したら、いつものルーティーンを心がけ機械になったつもりで打ちたいものです。
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普段から同じボールを使う
たくさんの種類のボールでアプローチの練習をするとよく理解できます。スピンがよくかかるボールや硬く感じるボールなど様々です。アプローチの練習でいい感触だったボールがティーショットやセカンドショットで同じようにいい感じということは稀だと思います。その逆もあります。
個人的にエースボールはティーショットやセカンドショットで感触のいいボールを使っています。アプローチやパットは練習量でカバーするといった具合です。
アプローチ・パットを練習するとボールの違いで独特の癖を感じます。あまりにも相性が悪い場合は取り替えたほうがいいいかもしれません。
使い古したエースボールは捨てることなく袋取っておいてアプローチやパッティングの練習で使うことをおすすめします。
最後に
私もアプローチが相当ヘタで、トップ・ダフリ・ショート・オーバー・シャンク・2度打ち・・・一通りはすべてやっちゃいました。中でもアプローチの距離感はとても苦手でした。シャンクでグリーンまわりで4回して一周して結局パターで寄せたこともあります。
私が短いアプローチをするとき、あまりにも振りかぶりすぎてピンの対照線上にいた仲間は身構えていたぐらいですからね。(フルショットのトップでした )
アプローチが上手くなるとスコアも安定します。みなさんもアプローチの練習を欠かさず行ってみてください。
ではまた
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