”けん”です。本日のゴルフレッスンは「誰でも飛ばし屋スピードの強弱」です。飛距離に影響を及ぼす要素は3つ。「ボールの初速」「打ち出し角度」「バックスピン量」です。これを飛びの三要素といいます。みなさんご存知のはずです。
ゴルフクラブの選び方コラムではゴルフクラブに関するいろいろな事をお伝えしたいと思っています。
中でも飛距離に最も影響を与えるのが、「ボールの初速」です。ボールの初速を上げるためには、ヘッドスピードが速いほど良いわけです。時間はかかりますが、ヘッドスピードを上げる努力は怠らないことです。
ただ、練習場でしっかりと練習さえしていればヘッドスピードは必ず上がります。何度もボールを打ったり素振りをしたりすることでスイングの邪魔になる部分はそぎ落としたいものです。初心者ゴルファーが週2回練習するだけで1年後には3m/sくらいは上がるはずです。
ヘッドスピードが1m/s上がると飛距離が5ヤード伸びると考えた場合、1年後には15ヤード伸びるわけですからかなりのものです。特に初心者の場合、球筋がよくなりますからもっと飛距離は伸びるはずです。
初心者ではないのでヘッドスピードを上げることが困難だ!というアベレージゴルファーであれば、クラブを長くすることも考えるべきです。クラブの長さを1インチ長くすることでヘッドスピードは確実に速くなります。1m/s程度速くなるはずです。
これは経験からのお話になります。同じヘッド・シャフトの長さの違うクラブを試打したことがありますが、計測してみるとヘッドスピードが1m/s以上速くなるのでビックリしたものです。ゴルフ歴が長い人はトライしてもいいでしょう。
・・・ですが、今持っているヘッドスピードを十分に発揮することがまずは大切です。女子プロのヘッドスピードは40m/sを超す程度で、速い人でも45m/s程度なのです。それを考えるとみなさん、女子プロと同じくらい飛んでもおかしくないわけですし、女子プロだってキャリーでオーバーしたって間違いではないのです。(ミート率も問題あり)
まずは今持っているヘッドスピードを発揮するためにはスイングに強弱をつけることです!?トップからボールまで一気にマン振りすることを止めることです。クラブヘッドがボールにたどり着く前に失速することもありますし、どんなに加速しようとしてもこれでは等速運動なのです。
クラブヘッドの速度が等速であれば、ボールは正確な飛距離を刻むことができるのでアイアンショットやアプローチに最適ですが、飛距離アップには加速力が必要です。それだけにスイングスピードをボールに近いところでオフからオンにするべきなのです。当然ボールを打った後も加速を続けるようなスイングが良いのです。
ゴルフを初めたばかりのときは、飛距離が出ませんでした。あまり気にもしませんでした。ゴルフは運動神経のいい人・スポーツができる人がうまいと思っていたからです。 しかし、実際ゴルフをされている方ならおわかりになると思いますが …
実際はボールに当たったときにヘッドスピードは遅くなりますが、これはあくまでも物理的なことです。やはり最後まで首に巻きつくくらいまで振り切ることが大切です。急激な加速が飛距離を生むことを理解しなければなりません。
そのためプロのスイングを見ているとゆったりとしているけど飛ぶ!ということがありますのよね。あれです。しかし、あのスイングは等速に見えなくもないのですが、タメがギリギリまでできているのです。トップで作った腕とシャフトで作る角度をできるだけインパクト付近まで我慢するんです。
腕とシャフトが1つの棒と考えた場合、折れ曲がった棒の手前側の棒は(腕)常に等速に見えたとしてもインパクト近づくにつれ先端の棒が(シャフトが)動き出すわけですから異常なスピードのなるわけです。
それと、オーバースイングをしてもしなくても飛距離があまり変わらないということはよく分かるはずです。どんなにスイングの助走を伸ばしても結局ヘッドスピードは変わらないか、場合によっては遅くなることもあるのです。当然、インパクトのミート率も下がりますので悪いことばかりです。
自分なりにスイングを強弱できることを考えてみましょう。たとえば、首に巻きつくまでフィニッシュをしてみること。フォロースルーの部分に意識を集中してみることなどです。スイングはアドレスからトップに上げるとき、ダウンスイングからインパクトまでは意識しているのですが、それ以降はボールが気になりそれどころではなくなります。
スイングスピードを意識的にインパクト後に持っていくことで飛距離を伸ばしてください。
ではまた