”けん”です。本日のゴルフレッスンは「タメを開放してしまう原因」です。前回の続きです。何事も原因が分かれば解決策が見つかるものです。せっかく作ったタメが早い段階で解けてしまうと、飛距離アップどころか飛距離ダウンにも繋がります。原因を探し解決策を見つけ出しましょう。
加速する位置が早すぎることも・・・タメを開放してしまう原因
加速力と正確なインパクトが飛距離をアップする最大の方法だと言っても過言ではないと思います。正確なインパクトは、スイートスポットに当てフェース面がターゲットを差していることです。ヘッドスピードが40m/s程度でも正確なインパクトとクラブの加速力があれば、かなり飛ぶことになるはずです。
加速するために大切なことは、トップの位置からいきなりトップギアに入れて下ろさないことです。ダウンスイングの初期の段階では、できるだけ自然落下を意識することです。力が入るとせっかく作ったタメが早め段階で開放しやすくなります。
ゆっくりと下ろしてきた方がタメにつながる
ダウンスイングの初期の段階で速く振ってもシャフトだけがしなり、”シャフトがタメている”感じになります。そのタメはインパクトまでクラブが加速しないと早い段階で解けてしまい棒を振っている感じになってしまいます。自分のスイングより大きく背伸びした硬いシャフトを使っているようなものです。
とくに初心者ゴルファーに多いです。遠くに飛ばそうと思いトップからいきなり力いっぱいのスイングになりがちです。するとどうでしょう。
■体を回すことでクラブを振り下ろそうとしますが、クラブを振る体力がないため、クラブをトップの位置に置いてくるようなスイングになります。そのためインパクト時は、上体が本来のインパクトの位置を通り過ぎてフィニッシュの位置にきていることがよくあります。
■そして、「クラブが振れていないゾ!」と指摘されてクラブを振ることに神経を尖らせます。クラブと体の間にできた時間差は悪いことではないのですが、それも限度を越えると最悪のスイングになってしまうものです。
スライス対策が原因になるときも・・・
スライスするために、「右腰付近でインパクト」なんてことを言われたことがあると思います。インパクトでフェースが開いていることからスライスしてしまいます。これを直すために行なうのが右腰付近でのインパクトの意識です。
体の動きについてくることが出来ないクラブヘッドを、早めにインパクトを意識することで、ボールの位置ではフェースの開きを調整できるわけです。そのために早い段階で腕とシャフトで作るタメの形は崩壊しています。
体が必要以上にスイングを先行してしまうことからタメが開放してしまいます。本来のインパクトでのグリップ位置ではクラブヘッドがまだ右腰付近にしか到達していないので、ヘッドを待っている間にグリップ位置は行き場を失います。
待っている間、スイングを止めるわけにはいきませんの、左脇横のわずかな隙間に左肘を逃がすことで時間を稼ごうとしまうが、それでも足りないので、左肘を曲げることでインパクトを可能にしていると思います。
他にも原因はたくさんありますが、この辺にしておきます。ダウンスイングの初期の段階で自由落下にまかせて、ゆっくりと振り下ろすことが大切ですが・・・
ダウンスイングのスイッチが入らず・・・
クラブが落下してこないことも・・・
本末転倒な場合もありますよ。ヽ(‘Д`;)丿
ではまた