“けん”です。本日のゴルフレッスンは「飛距離アップのグリップ」です。グリップはゴルフクラブと接する唯一の箇所です。それだけに全身で作り出したエネルギーをヘッドへ伝えるためには、グリップがとても大切になってきます。
グリップについて語るときに、まず最初に話題に上がるのは、形ということでグリップの握り方です。握り方については、今までたくさんのゴルフレッスンで読まれてきたと思います。それぞれに長所・短所がありますので、自分に合ったグリップを探すことは時間がかかります。
右利きの場合、スクエアグリップを基本にし、左手甲側が目で見える形をフックグリップ。右手甲側が見える形をウィークグリップと言いますよね。スクエアグリップからフックグリップに軽く移行した形をストロンググリップと名前が付いています。
あらためて練習場を見回していると、このストロンググリップが主流のようです。スクエアグリップより構えやすく自然な感じですし、フックグリップのようにボールを捕まえることに優れたグリップだと思います。
“けん”はストロンググリップと超フックグリップの間くらいだと思います。黙っていてもボールの捕まりが良く、ヒッカケにだけ注意していればいいので右を気にすることなくボールを叩けるところも気に入っています。
できるだけリストターンを先延ばしにすることでヒッカケが出ないようにしています。左右にミスが出ないようにすることは大切なことです。スライスもフックの出るとコースマネジメントどころではなくなります。できるだけミスについても”持ち球”を持ちたいものです。
フックグリップにすると、クラブに力を伝えやすくなります。みなさんも飛距離アップを考える場合、まずはグリップを変えることを最初に試すことをおススメします。
次にグリップを握る強さを語るゴルフレッスンはたくさんあります。そのほとんどに具体的な言葉ではなく、抽象的な言葉になっていることはご存知だと思います。
自分の握る強さをほかの人に教えるときは、感覚として伝えなければならないため、とてもむずかしいです。たとえば、
■卵を包み込む強さで握る、場合によってはヒヨコ
■クラブを渡されたときのグリップの強さで握る
■今にも抜けそうなくらいユルユルで握る
・・・たくさんの感覚を聞いたことがあります。
“けん”としては、あまりグリップの強さについて気にしたことはありませんが、グリップの力を抜くことで体全体に余計(無駄)な力が入らないのは事実です。力が抜けていると、どこでクラブが加速しているのかわかるように気もしますし、ある意味、冷めた気持ちで自分のスイングと向き合えるような気もします。
しかし、ユルユルグリップでクラブが飛んでいったらどうするの?という”あげ足”をとるようなことをいう人もいますが、実際はインパクトに近づくに連れ、クラブが加速するのに同調してクリップにも力が入ってきますので、心配ないです。
実際に練習場でクラブを投げた人を見たことがあります。それは意識して投げたのではないのでしょうけど・・・恥ずかしそうでした。
「しばらく練習をやめてください」みたいな放送後・・・
敷地に入り軽く走って、クラブを拾いに行く人の姿を見たことがあります。
練習場は軽くザワつきました。
余計な力が入らないユルユルグリップは確かに飛距離アップに効果があります。”けん”がひとつ気にしていることは、左手親指の形です。親指を伸ばしているのがロングサム。縮めているのがショートサムです。”けん”はショートサムにしています。
左手人差し指と親指の間をギュッと締めることで余計なオーバースイングを防いでくれますので、気になる方は試してみてください。
ではまた
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