木やせり出した山、林や障害物など、ボールとホール(グリーン)の間が遮られ、直接狙うことができないことです。
以前は、マッチプレーにおいて、プレーヤーのボールが空いてのボールとカップの間を遮ることで、プレーの邪魔をする正当なルール。ビリヤードやゲートボールのような信じられないルールです。これをスタイミーといいます。
現在であれば、ボールをマークしてもらうことで問題は解決しますが、以前は、「スタイミー」が正式なルールだったのでボールをピックアップしてもらうことはできませんでした。そのため、ボールを越すように打つか、パターなのにボールに回転を掛けてフック・スライスを打つか、スタイミーになっているボールを避けるように明らかに1パットではカップインできないところに打つなどの対処をとらなければいけませんでした。
ボールとボールが近いとそれもできないわけで、その場合、例外がありました。6インチ以内にボールが存在した場合、ピックアップしてもらえました。そのため、現在でもスコアカードの幅は6インチで作られています。その当時の名残が残っているのです。現在のルールになったのは、1950年代でUSGAとR&Aによって禁止されました。
それにしてもゴルフの「あるがまま」を貫くとこのようなルールになります。マッチプレー全盛だったゴルフだからこそのルールだと思います。
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