アプローチの距離感

けんです。本日は「アプローチの距離感4」についてお話したいと思います。20ヤードのときは、40ヤードのときはこれくらい、とか、そういうお話ししではありませんが、最終的にはそこに行き着きます。

みなさんの、距離感って基準がありますか?よく、10ヤード、20ヤード、・・・60ヤードなんて練習場やコースでやってますが、実際に上手くいってますか?打つ前は「これくらいかな」ッと考えていますが、打ったあとを蔑ろ(ないがしろ)にしていませんか。けんが知っている限り、確認している人はほとんどいません。

打つ前の、自分で考えたアプローチの距離感が正しかったのかどうかは、アプローチの結果をみればすぐに分かります。ところが、寄ろうが寄るまいが、今打ったアプローチがどれくらいの振り幅で、どれくらいのヘッドスピードで、ボールの位置はこれくらいで・・・って覚えている人はほとんどいないということです。

成功すれば、結果オーライ

失敗すれば、過去を振り返らない

で終わらせるんですよね。しっかりと打つ前に、振り幅、ヘッドスピード、ボールの位置程度はしっかりと覚えておきたいところです。その比較が今後の上達のスピードを加速させるはずです

アプローチの距離感

そして、打ったあとの歩測を忘れないようにしてください。中途半端なアプローチが上手くなりたい方はこれが一番の近道だと思います。逆計算です。打った結果を歩測する。

「何ヤード」打つ練習をするより、まずは、見た目で何ヤードあるかの感覚を養うことが大切です。けんはとても重要なことをお話しています。それはどうしてかというと、ゴルフ場でボールの位置まで行って距離を歩測する方はほとんどいないからです。

そんなことしていたら、進行の妨げになり、同伴者から嫌われてしまいますからね。もちろんゴルフ場からも嫌われます。10ヤード程度の補足であれば良いのですが、20ヤード30ヤードを歩測されるとたまったものではありませんよね。

プロであれば、キャディーさんが歩測したり、大事な場面であれば、本人自ら、歩測することもあります。しかし、私たちアマチュアにはそれは許されません。

以前のように高麗グリーンだったときは、グリーンも小さく、それほど、グリーンエッジからの距離は気にする必要はありませんでした。あの頃は、グリーンエッジの近くに落とせれば、大抵上りのラインか、あわよくば、ピンに寄っていったものです。

現在の主流は、ベントグリーンです。グリーンは広くなくてはいけません。このことについては以前お話しました。『日本の気候で(高温多湿)ベントグリーンを使うには、同じカップの位置をできるだけ使用しないために、カップを切る位置がたくさんあるほどいいわけで。そのためにはグリーンを広くする必要があったと簡単にいうとこんな感じです。』

話が長くなりましたが、ベントグリーンでは、ラウンド前にピンがグリーンエッジから何ヤードとか、中央から何ヤードとか、データをもらえるゴルフ場であれば、いくらか違うかもしれませんが、たいていの場合、そのような、データは貰えませんよね。大体のピン位置ぐらいではないでしょうか。

私たちだってキャディーさんに聞くとき、ピンは奥?手前?なんてアバウトに聞いていますので、10ヤード打とうが20ヤード打とうがあまり関係がないんです。肝心なことは、見た目の距離感なんです。

練習場で、アプローチを練習する場合、10ヤード、20ヤードと練習するより、見た目で”そこまでの距離のときは”振り幅、ボール位置、ヘッドスピードはこれくらいだ、と練習したほうが確実にアプローチは上手くなります。

何もかもデータや計算でうまくいけば言うことないのですが・・・。現実として、感覚を養うことがアプローチ上達の第一歩かもしれませんね。

ではまた