“けん”です。本日のゴルフレッスンは「競技ゴルフで伸び代を伸ばす」です。ゴルフではメンタル面の強さと弱さで結果が大きく違ってきます。これはゴルフ歴が長くなるとつくづく身に染みて感じてくることですよね。
“けん”が常々、ゴルフが上手くなるためには”競技ゴルフに参加すること“がもっとも効果的な上達方法です、とお話してきました。これは、競技ゴルフに参加することにより上手い人とラウンドすることで、テクニックを盗むことができるとかではありません。
もちろん、自分にも出来そうなテクニックで、今持っているテクニックより優れているのであれば盗むに越したことはないと思いますし、一度は試すべきで、それが緊張している場面で使えるかどうか確認することも大切です。
競技ゴルフに参加すると独特の雰囲気があることに気づくはずです。ゴルフをしていても今まで経験したことのない、足元が浮き足出すような、胸が躍るような、その場の空気がピンと張り詰めたような緊張感を感じます。
同伴者が上手い人に越したことはありませんが、自分より上手くなくても十分その緊張感は味わえます。
ゴルフをしている人に「どうすれば上手くなるかな?」なんて聞かれます。「今度、競技ゴルフに出場してみない?」と誘っても、「友達とゴルフしていたほうがいいよ」なんて言われてしまいます。
その人のゴルフ練習量は、周りよりもたくさん練習しているし、ラウンドもそこそこ行なっているようです。スコア的にも80~85、たまに70台でラウンドもします。もっと上手くなりたいのであれば、緊張感のあるゴルフを経験することが一番の近道です。
しかし、そのような人にとって、競技ゴルフで上手くなるとは多少わかっていると思うのですが、「恥をかきたくない」のか「面倒」なのか、なかなか乗ってきません。
やはり、1度味わってみないとわからない感覚なのかもしれません。なんとも嬉しいような緊張感で好スコアでラウンドできれば、相当な自信が付きますし、その反対に練習してきたことがゼロに戻ることさえある恐怖も味わえる場所でもあります。
競技ゴルフに参加したことがない人にとって、競技ゴルフに参加したって上手くはならないよ!と思っている方もたくさんいらっしゃるのも事実です。それでも参加している人には分かる参加したことのない人の”ゴルフの甘さ“。
その甘さがゴルフコンペなどにも反映されていきます。競技ゴルフに参加しない人にとってゴルフコンペは自分のゴルフレベルを唯一示してくれる物差しになりますから、気持ちの入り方が違います。練習もゴルフコンペが目標になっています。
一方、競技ゴルフに参加している人にとって言い方は悪いのですが、ただのコンペでしかないんです。競技不参加の人の目標がただのお遊びになるんです。その気持ちの違いはスコアに現れるはずです。
今まで大して気にしていなかった相手が、優勝に絡んでいたり、ベスグロになっていたりするんです。
練習でただ打つだけの練習になっていませんか?
競技ゴルフに参加したことがある人にとって、練習場で打つボールは、本番で果たして通用するのかどうか!これが一番の関心事なんです。
誘ってくれる方がいるのであれば幸せです。時間が許すのであれば、参加してください。スコアが悪かったからといってヘコむ必要もありません。たった一日の参加でも予選だけの参加でもいいのです。何か違う感覚があなたの中に生まれると思います。
よくこんなことがあります。
最初は自分のほうがスコアが良かった。同伴者の人が少しかわいそうに見えた。参加することに意義があるタイプなんだなぁなんて思っていると、上がってみたら負けていた、なんてこともよくあることです。最後まで諦めない強さを学びましょう。
知らないところへ飛び込むことはとても勇気がいるものです。今まで感じたことのない恐怖もあるでしょう。逆にそれを楽しんでいる自分も必ずいると思います。学ぶことは技術ばかりではないですよ。
競技ゴルフに参加し、自分の伸び代を伸ばしてください。
ではまた