
ゴルフコンペなどで使用するハンディキャップ方式の1つ。隠しホールを6ホール設定するのがぺリア方式です。隠しホールの基準打数が24になるように設定します。
アウトとインからそれぞれ3ホール隠しホールを決めますが(一般的にパー3、パー4、パー5を選ぶことになります)、その他の選び方としてはパー4を3ホール選ぶ方法があります。もしもパー3やパー5を選び、3ホールの合計が12にならなかった場合は残りのハーフで帳尻を合わせることになり、ハンディが偏るために理想的ではありません。
6ホールの隠しホールのスコアを3倍することで仮のスコアを出し、ここから基準打数合計72を引きます。この数字がハンディキャップになりますが、普通はこのまま使うことなく、このハンディキャップの8割、9割などとして使うようにしてあるはずです。
また、隠しホールで叩いた場合、ダブルボギーやトリプルボギーまででそれ以上叩いた場合はダブルボギーやトリプルボギーで処理することも一般的に行なわれます。また、ハンディキャップに上限をつける場合もあります(36など)。
ちなみに隠しホールを12ホール設定するのがダブルぺリア方式。この場合1.5倍で計算することで18ホールになりますね。
Hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | Out | – |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Par | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 4 | 3 | 5 | 36 | – |
Score | 4 | 5 | 4 | 7 | 5 | 6 | 6 | 3 | 5 | 45 | – |
Hole | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | In | Total |
Par | 5 | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 36 | 72 |
Score | 6 | 8 | 5 | 4 | 5 | 7 | 5 | 4 | 6 | 50 | 95 |
「ピンク色」は隠しホールです。Out・Inそれぞれ3ホールずつ計6ホールの隠しホールを設定します。計算はスタート前にゴルフ場にお願いしておくとよいでしょう。隠しホールなども当然ゴルフ場側で設定してもらえますので、各組代表者がホールアウト後、スコアをスタート室に渡すことになります。
「隠しホールの基準打数」と並べて計算すると理解しやすい。ここでは「ダブルボギーまで」「ハンディキャップの8割」「ハンディキャップ上限36」という決まりにしておきましょう。すると15番ホールではトリプルボギーなのでこれを6に置き換えて計算します。
【隠しホールの基準打数】=(4+5+3)+(5+4+3)=24打
【隠しホールの打数】=(5+7+3)+(6+6+4)=31打
18ホールの基準打数は72打ですが、計算では
【18ホールの基準打数】=24×3=72打となります。
【18ホールの打数】=31×3=93打となります。
次に仮ハンディキャップを出します。
【18ホールの打数】-【18ホールの基準打数】=93-72=21
ハンディキャップの8割とすると
【仮ハンディキャップ】×0.8=21×0.8=16.8
ハンディ16.8は上限値36にはかかりませんので、16.8がハンディキャップになります。それではネットスコアを出しましょう。
【ネットスコア】=【グロススコア】-【ハンディキャップ】=95-16.8=78.2
ネットスコアは78.2ということになります。これで集計されることになります。もしもハンディキャップが37や40だったとしたら上限値を設定していましたので一律で「36」になります。
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