腰を切る

“けん”です。本日のゴルフレッスンは「腰を切る」です。腰を切るというと伊澤利光選手の腰のキレを思い浮かべる人も多いと思います。あの小さな体でどんだけ飛ばすんだ!と思ったのは私だけではないはずです。

伊澤選手は当時パワーフェードを持ち球にしていましたね。フェードボールはスライス系の球筋なので一般的にはボールは飛ばないとされていましたが、パワーフェードはドローボールよりも飛ぶなんて言われていました。実際はドローボールのほうが飛ぶと思いますが、それくらいの衝撃はあったと思います。

腰を切る

フェードボールのほうが、ボールをターゲットに運ぶことには向いているので、上級者のゴルファーはティーインググラウンドからグリーンに近づくにつれフェードボールを使いたがる傾向があります。もちろん、フェードボールを打とうという気持ちはさらさらなく、練習場でしっかりと自分の持ち球にしてコースに臨んでいますので打ち方が大きく変わるということはないと思います。

フェードボールはスライス系の球筋なのでボールが止まります。そのためグリーン上ではキャリーで止まるイメージを持つことができます。どうしてもドロー系のボールは落ちた後にランが出て思ったところよりも奥にボールがあるときがあります。

もちろん、ドライバーでのティーショットではボールが落ちた後のランが大きな武器になるわけですから、ティーショットはドローボールになることが理想ですが、フェアウェイで止まるかは定かではありません。

それでもドローボールによる飛距離は魅力的です。ドライバーショットでは、当然個人差もありますが、フェードボールよりも10ヤード以上は飛びますので、セカンドショットではアイアンの番手が1~2番手違うこともあります。

セカンドショットの精度

この番手の違いはセカンドショットの精度に大きくかかわってきます。ティーショットをフェードボールで打ったときのセカンドでの番手を6番アイアンだったとします。ドローボールで打った時はフェードボールよりも前に出ますので、セカンドショットでは7番アイアンとか8番アイアンを選択できます。

番手を耳にするだけで、6番アイアンであればグリーンに乗らなかったときのことも想定して狙う場所を考えることもあるでしょう。しかし、7番アイアンならグリーンに乗せることが出来そうですし、8番アイアンなら寄せれるかどうかという気持ちになります。

難しいところですが、ティーショットでリスクを取るか、セカンドショットでリスクを取るかの差になりそうです。

ボールを操る

比較的球筋が安定している人は、腰のキレを速くするだけでフェードボールが打てるようになります。逆に、遅くすることでドローボールになる人もいますし、持ち球によってはストレートボールに近づくこともあるでしょう。

今日は直帰で試しましょう。

ではまた