ゴルフな気分-ゴルフクラブの選び方/売れ筋ギア

“けん”です。本日のゴルフレッスンは「練習の成果」です。ゴルフに限らず、あらゆるスポーツをする人たちにとって、練習することはレベルアップするために大切なことです。練習は過酷でとてもつらい時もあります。好きだったスポーツを練習に耐え切れなくてやめてしまうことはよくあることです。

 

ゴルフの練習って、楽しいですよね。自分に課した練習課題をこなし、黙々とボールを打ち続けることで、週末のラウンドに備えます。その課題は、それぞれに違いますが、ボールをまっすぐ飛ばしたいと練習することが一般的ではないでしょうか。

 

練習には、ドローボールをマスターしたいとか、スライスボールを直したいとか、打席ごとに違う練習内容をするゴルファーたちが集まっています。練習した成果が、本番で試されるわけですが、その成果が数字としてしっかり表れるのもゴルフの楽しいところです。

 

他の個人スポーツを考えてみると、射的競技などはゴルフと似ていると思います。たとえば、アーチェリー、弓道、ボウリングなどです。ゴルフもこの競技になるのもしれませんが、同じく理論と精神論に行き着きます。

 

自分一人の時間があり、その時間内でプレーする、結果として点数で争うことになるわけです。このスポーツの場合、他のスポーツよりも精神論や集中力は、群を抜いて語られます。

 

ゴルフ理論を考えると(精神論も入りますがここでは理論から分けて考えてみます)、角度とか、体重移動とか遠心力、回転軸、自然落下、放物線など、物理の教科書に出てくるような言葉がたくさん並ぶはずです。

 

同じことを苦も無くやってのける人は、サイボーグとか呼ばれたりますが、再現性のあるスイングをすれば、ほとんど狂うことなくボールは同じ球筋で同じところへ飛ぶことになります。それを知っているだけに自分自身を機械化することで再現性のあるスイングを作り上げようと躍起になっています。

 

仮に再現性のあるスイングがある程度できるようになったとしましょう。ラウンドしたときに練習場のようにほぼ同じライは無く、つま先上がり・下がり、左足上がり・下がり、プラス風向き、芝の状況などたくさんの予期せぬ!?出来事が目の前に立ちはだかります。

 

ところが、再現性のあるスイングができるとある程度までは計算が出来るはずです。そして、ターゲットまでのルートは、7番アイアンで軽く打つのか、8番アイアンでフルスイングなのか、9番アイアンで回してくるのか、などたくさんの選択が出来る状況にあります。

 

選択肢が多いと悩むものですが、「練習の成果」と考えた場合、8番アイアンのフルスイングか7番アイアンを短く持ってフルスイングをするべきです。実際、フルスイングしか練習していないわけですから選択肢はそれしかありません。

 

ところが、ショットのミスが続くとよからぬことを考えてしまいます。

 

練習場で先輩たちに「もっと軽く振ったほうがいいぞ、力が入りすぎだ」なんて、さも自分は出来ていないくせに教えてくれる先輩の言葉を思い出し、「7番アイアンで軽く打つ」を選択して失敗してしまいます。

 

場所が違うと気持ちが大きくなるものです。ゴルフは練習するところとラウンドするところが違うという点で、他のスポーツとは大きく一線を画しています。練習していないことをラウンド中に行なうことは、負けが決まったバクチ(ギャンブル)のようなものです。

 

私たちはマシンではなく、血の通った人間です。ちょっとしたことで気持ちが揺らぐことが多くあります。練習したことも無い「7番アイアンで軽く打つ」という浅知恵を働かせるより、今まで練習してきた成果を試すため「8番アイアンのフルスイング」を選択すべきだと”けん”は思います。

 

練習した成果を実践で試すことで、比較できるデータを蓄積できることになります。データの蓄積は、”経験”という言葉で置き換えることが出来ます。

 

本番で出来るスイングを身に付けるため、練習とラウンドを繰り返し、無駄なパーツをゴッソリと外して自分に合った効率的で実践的なスイングを見つけてください。

 

せっかく、実践的なスイングを見つけ出したにもかかわらず、ラウンドが空いてしまうと・・・

 

ハイパワーエンジンを追求しはじめたり、(゛ `-´)/ こうしたほうが飛ぶぞ!

 

“斬新な”テクニックを習得してみたりします。 (゛ `-´)/ このほうが止まるな!

 

変更箇所やバージョンアップばかり行なっていると経験値が下がることになります。適度にラウンドすることをおススメします。間違った方向に進んでいることを早めに気づくことも大切です。

 

新しいクラブに慣れるために練習は惜しみませんが、新しいスイングに慣れるための練習は怠りがちです。こっちのほうが重要だと思いますけど・・・

 

 

ではまた