”けん”です。本日のゴルフレッスンは「目の前の壁を乗り越える」です。みなさんの前にあるのは、スコアの壁ですか?それとも競争相手に勝ちたいと言う壁でしょうか?どちらもだ!と言う方もいらっしゃると思います。
では、みなさんはその壁に対して何らかの対策を取っていますか?対策も取ることなく、ただ、こうなりたい、なれればなぁ、くらいの気持ちであれば、それは高くそびえ立つ壁となり、越えることが困難な壁になります。
どうしても勝ちたい相手がいるのであれば、まずは、相手と自分の違いを理解することからはじめるでしょう。勝ちたいと思っているほどですから相手の分析は相当できているはずです。まずは、実力を認めることです。
それからでないと、何も進みません。「たまたま負けた」「本当は勝てたんだけど」、負けず嫌いはいいのですが、相手の実力を認めなければ冷静な比較は出来ませんからね。
相手にあって自分に無いものが必ずありますよ。それを自分のものに出来るのであれば良いのですが、そんなに簡単に手に入れることは出来ないはずです。それならば、自分にあって相手に無いものもあるはずです。
相手のアドバンテージは飛距離だ。自分にはあれだけの飛距離が無いが、方向性は辛うじて勝っていると思う、だからといって、方向性を盾にして勝てるほどのものでもない。
そんな風に自己分析をしっかりとすることで、相手と自分の差を冷静に把握することが大切です。その差を縮め、抜き去るためにはどうすればいいのか。もう分かっているはずです。方向性を上げる練習をするべきですよね。
相手が週に二回の練習をするのであれば、自分は三回の練習をする。それができなければ、同じ練習量でも内容を3倍~5倍にする。以前にもお話しました。100球練習しても300球、500球の内容にすることは出来るんです。
1つのボールに対して5つの思いを込めて練習すれば、その1球は5球分に相当するわけです。前に飛ばすだけが練習ではありません。「18番ホールのセカンドショット」「右側はOB杭が見えている」「風は右からのアゲインスト」「グリーンの右側にピンが切ってある」「このホールでパーを取らなければ70台でラウンドできない」「ライは水が浮いているので少しのダフリも許されない」「残り距離は8番アイアンでは大きく9番では小さい中途半端な距離」など・・・
1つのボールに対して条件をたくさんつけることで1球が5球分の練習になるんです。続けていれば方向性は確実に上がるはずです。きっと競争相手には無い方向性と土壇場の強さが身に付くはずです。
スコアの壁があるのであれば、それを乗り越えるためにはどうすればよいのか、自分なりに分析し、足りないものを練習することです。また、練習してもその場で出来ないこともたくさんあります。スコアの壁は比較的、心の壁だったりすることが多いからです。
100の壁、90の壁、80の壁と、どう考えてみても、こんなに区切りよく壁が出てくるはずはありませんよね。本来であれば「93の壁」でもいいわけです。自分で作り上げているんです。やはりスコアの壁は心の壁です。
壁を乗り越えられるだけの実力を持っているにも関わらず、メンタル的な部分でつまづいて、今回も壁をクリアできなかったということになる場合がほとんどです。
しかし、壁を必要以上に高くすると実力も伴っていないので足をかける一歩目の部分でさえ見つけることが出来ません。自分に見合った高さの壁を用意しましょう。それは低くても高すぎてもいけません。
ではまた