開眼の使い方

“けん”です。本日のゴルフレッスンは「開眼の使い方」です。

開眼の使い方

ゴルフの練習中・・・

「ダウンスイングでこうしらどうだろう」「肩を水平に回してみよう」

などと試行錯誤しているとき、稀に「これだ!」と今のスイングに付け加えたポイントがピッタリと合致することがあります。

“けん”も数えきれないくらいの開眼があるわけです。開眼があったとしても継続して使えるのは1割以下ではないでしょうか。

開眼したときの気持ちはなんとも晴々したもので、これまで悩んでいた難問が解けてしまったような気持ちになります。もう一球打ってみても上手くいくとなると「やったぁ!」と天にも昇るくらいに舞い上がります。

打ちっぱなしの後ろにあるテーブルでコーヒーでも飲んで、すべての疑問がクリアになったこの気持ちを楽しみます。もう一度、開眼のポイントを試してみます。やっぱり上手くいくのです。こうなると手が付けられなくなります。

周りの練習仲間の様子を見る余裕まで出てきます。自分の練習はさておき、仲間の後ろの椅子に座り、仲間の調子を確認します。普段はスコアを争う仲間ですが、上から目線になっている自分がいます。

かなり余裕がありますので「ナイスショット!」など声を掛けたりしています。

開眼は数日続くものもあれば、その日一日で終わってしまう開眼もあります。効果の続く期間はまちまちです。

開眼というとあまり良いイメージはありませんが、実際にスイングを作っていく上で開眼のようなポイントは必要です。

もしもドライバーで開眼したと思ったときは、アイアンやユーティリティなどで同じことができるのか確認してみて下さい。アイアンであれば、ドライバーでも確認しましょう。

同じようにできるのであれば、この開眼は長続きするものになるはずです。1つ1つのクラブに開眼を見つけるとスイングがとても複雑になりますが、どのクラブでもできるのであれば、とても効率の良いシンプルなスイングになります。

また、アイアンでフェアウェイバンカーからも開眼が使えるのであればそれはもう一時の開眼ではないかもしれません。

開眼というとどうしても一時的な天国というイメージですが、上記のことを頭に入れて取り組めばスイングの重要なポイントとなるでしょう。

練習場へ通うたびに開眼しているととても複雑なスイングになっていくもので、スイングが分からなくなります。当然、複雑なスイングになればコースで考えることが増えてしまい、結果的にどこが悪いのかも検討がつきません。

コースではできるだけコースマネジメントに集中するためにもスイングで考えることは多くて2~3箇所にしておきたいところです。

ではまた