インサイドアウトを作る

”けん”です。

石川遼選手が、PGAツアー第2戦で2位タイに入りました。昨年はとても苦労しただけに今シーズンはまずはシード権をしっかりと確保することになるでしょう。個人的に石川選手がPGAツアーに本格参戦した昨シーズン、簡単にシード権を獲れると思っていました。

世界ランク上位選手が少ないトーナメントで上位に入ることと、いくつかのトーナメントで上位フィニッシュすれば簡単なことだと思っていたのですが、予想が外れてしまい、ウェブ・ドットコムツアーにまで参戦してシード権をすることになりました。

今回のトーナメントも比較的世界ランク上位選手がいないわけで、このようなときに好成績を収めておけば、上位選手が出場してくる大会では、余裕をもってラウンドできるのではないでしょうか。

おそらく、昨年の賞金をもう抜いてしまったのでは?

何といっても石川選手の場合、ティーショットのミスが致命傷となっていることが多くあります。そのためでボギー、ダボを連発するのです。ティーショットが良いときは、セカンドショットのアイアンが良いだけに爆発的なスコアを出しているのです。

ティーショットを抑える必要はないと思いますが、高いレベルで良い位置をキープできるようなティーショットを身につけなければいけないでしょうね。

・・・・とみなさんの気持ちを代弁してみました。(^^)

本日のゴルフレッスンは、「スライサーの荒治療」です。やみくもにクラブを振ってもおそらくアウトサイドインにしかならないと思います。普通に生活している中で、アウトサイドインの方が圧倒的に自然な気がします。

大人になってゴルフを始めた人にとって、インサイドアウトでスイングすることは、何か不自然な動きを覚えることになる気がします。私がそうでした。クラブを握って気持ちよく振ったボールは、信じられないほど右のネットに吸い込まれていくようでした。

そのため、インサイドアウトにスイングを改造するときに、それまで十分に出来上がっていたアウトサイドインのスイングがとても頑固で、インサイドアウトのスイングを体も頭も受け入れないような感じだったと思います。

まったく違うスイングですから、これでクラブを振れるのかと思いますし、ボールに当てることができるのかと不安にもなります。ただ、アウトサイドインからインサイドアウト(本来はインサイドアウトインですけど)に振れたときのボールの行方は明らかに違うことを感じることができます。

ボールがどこまでも果てしなく、走る気がするのです。アウトサイドインではなったスライス系のボールは着地してランはそれほどでませんが、インサイドアウトで飛び出したフック系のボールは着地した後にどこまでもランがでるので、びっくりするくらい飛ぶのです。

ボールを探しても先のラフまでかかることも良くあることです。アイアンの番手だったら何番手の違いが出てくるか。それほどフック系のボールは武器になります。

そこで、いまだにアウトサイドインのスライスにしか振れない人にゴルフレッスンです。

とても荒治療になります。

まずは・・・

  1. 足をそれほど広げることなくアドレス
  2. トップを肩まで上げない
  3. トップの位置でかなりの捻転でグリップ位置が右肩よりも後ろにあるくらいの感覚で捻じり上げること。
  4. そこからダウンスイングでは、捻じり戻すのではなく、そのままクラブを真下に(グリップを真下に突き刺すように)振る感覚。
  5. インパクトはクラブフェースがボールにまっすぐ当たるように心がけること。
  6. トップで肩まで上げていないので、フィニッシュも同じく左肩まで上げないようにすること。
インサイドアウトを作る

以上になります。ハーフスイングになりますが、これを数球打つだけでボールは明らかにフック系の球筋になります。あとはこの形を以下にフルスイングに組み込んでいくかがカギになります。この感覚を身につければ、フルスイング時も空振りの心配は多少少なくなりますので、不安はいくらか解消されるはずです。

しばらくすると、これまでのスライサーが嘘のようにフッカーに大変身。これからの問題は、フックしすぎるこの球筋を何とかしたいと悩むようになりますけど。

ではまた