”けん”です。本日のゴルフレッスンは「左手首甲側に折れるオーバースイング」です。オーバースイングで悩んでいる方は大変多いようです。オーバースイングの直し方については今までもたくさん書いています。ただ、1つの解決方法よりもたくさんの方法があったほうがいいわけですし、誰かに合えばと思っています。
オーバースイングになる人は、ドライバーだけという場合もあります。この場合、飛距離を求めるすぎていることも考えられますし、長さが合っていないのかもしれません。クラブの長さが1インチ伸びればヘッドスピードが約1m/s速くなり飛距離が5ヤード伸びると言われます。
個人差もありますが、現在のドライバーの主流は45~46インチくらいです。10年以上前にも長尺ものといわれるドライバーは存在しましたが、まだ使えるレベルの完成されたドライバーではなかったのです。どちらかというと初心者用とかシニア用といった感じでした。
現在はどうでしょう。ドライバーのヘッドは規制がかかるほどに大きくなりました。シャフトの進化も見過ごすことはできません。軽くそして長くてもしっかりとした強度があるのです。クラブの長さにもルール規制が入ったくらいです。
長尺ドライバーを使うと確実に飛ぶようになりますが、リスクもあります。それがスイングリズムです。スイングリズムが崩れてしまいオーバースイングになっていることもあるはずです。クラブの変化にスイングがついていっていないわけです。
もしも60インチのドライバーを使ったとするとどうでしょう。ほとんどの人がヘッドが垂れてしまう可能性があります。オーバースイングにならないためにはサンドウェッジで50ヤード打つようなハーフスイングにしなければいけないはずです。頭の中で考えただけでも理解できると思います。
道具で直るのであればそれに越したことはありません。長さを少しだけ短くしてみることも考えてみてはいかがでしょうか。シニア用ドライバーや女性用のドライバーを使うとオーバースイングにならないという場合は現在のクラブが自分にとって長すぎるか、オーバースペックになっているかもしれません。
最終的には、現在のドライバーを振れるようになるために、間のスペックを利用することでスイングを少しずつ変えていくことも考えてみるべきかもしれません。20年前のドライバーと現在のドライバーは明らかに違うクラブと考えましょう。
左手首が甲側に折れる
トップで左手の甲側(手のひらの裏です)に左手首が曲がることでオーバースイングになる人がいます。”けん”もこれでした。左手首が甲側に折れるということは右手首は手のひら側に折れている、またはまったく折れていないことがあると思います。
こうなると事態は深刻です。たいへん収まりが良いだけになかなか直りにくいのです。ただ、原因が左手首にありそうな気がしますが、そうでないことになかなか気づきません。
原因は右側にあると思います。右肘はできるだけ両肩の内側に入ることが望ましいのですが、それを越えてしまっていることです。これにより理想のスイング軌道から外れてしまっています。そして解放された右肘・右脇で必要以上に高いトップを作ることができてしまうのです。
右脇を空けて自由にしてしまうと手打ちのスイングが簡単にできてしまうのです。左手首が甲側に折れることでしかクラブの動きを止めることができない状態です。
もしかすると自分もこれに当てはまるという方は、一度、クラブを持たないで左腕だけでトップを作ってください。その形を記憶しておきます。そして今度は右腕だけでトップの形を作ってみてください。右脇がガラガラに空いていませんか?右肘も必要以上に高くなっていることでしょう。
右腕だけでクラブを引き上げようとしている典型的なオーバースイングの形です。左主体のトップと右主体のトップがあまりにも違いすぎるはずです。当然、右利きなので右側が勝り右腕で作ったトップの形になっていると思われます。
収まりが良いだけに、このスイングを何度も繰り返していくとトップで左手首もその形にしようと”努力”し始めるので問題が深刻になってきます。次回、このオーバースイングを無理やり直す方法を考えてみましょう。
ではまた
ゴルフ未経験です。
わかりやすい説明をありがとうございます!
今度練習してみようと思います。