石川遼選手がPGAツアーに本格参戦して2戦が終了し、2週連続予選落ち。先週のファーマーズ・インシュランス・オープンでは、予選初日は無難にスタートしたものの、二日目に叩いてしまいました。
この大会は、予選第一日目、二日目とコースが変わり、石川選手が初日にラウンドしたコースは比較的優しいといわれるコースで、二日目のコースは難しめのコースになりました。
プロの世界ですから、最低でも予選を通過することが重要になってきますが、日本でプレーしているときのようにはいかないはずです。常に高いレベルを維持しなければ、簡単にスコアを落としてしまいます。
コースによっては、パーを重ねても予選を通過できないことも多々あるわけで、ハードルはとても高いです。しかしながら、焦ることもありません。チャンスがあれば、しっかりとものにしてほしいところです。
今のままでは、マスターズへの出場は難しい状況です。ただ、今年は、来年のシード権獲得に集中してほしいというのが個人的な想いです。
有名選手が出場する大会の裏では別のトーナメントが開催されていることもあります。石川選手が、そんなところでコンスタントに活躍することができれば、シード権は取れるはずです。
以下は、石川遼選手が2012年に海外でプレーした成績です。
トーナメント | 成績 |
---|---|
ソニーオープンinハワイ |
予選落ち
|
ファーマーズインシュランスオープン |
13位タイ
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ノーザントラストオープン |
72位タイ
|
WGC アクセンチュアマッチプレー選手権 |
17位タイ
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プエルトリコオープン |
2位
|
トランジションズ選手権 |
予選落ち
|
アーノルド・パーマー招待 |
53位タイ
|
マスターズ |
予選落ち
|
クラウンプラザ招待 |
予選落ち
|
ザ・メモリアルトーナメント |
9位タイ
|
フェデックス・セントジュード・クラシック |
38位タイ
|
全米オープン |
予選落ち
|
トラベラーズ選手権 |
予選落ち
|
全英オープン |
予選落ち
|
RBCカナディアンオープン |
42位タイ
|
WGC ブリヂストン招待 |
50位タイ
|
全米プロゴルフ選手権 |
59位タイ
|
ウィンダム選手権 |
予選落ち
|
実際のところ、昨年の海外挑戦の成績は、18戦のうち8戦が予選落ちなんです。予選を通過して決勝トーナメントでは、ベスト20以内が4回、うちベスト10以内が2回という成績です。(間違っていたらごめんなさい)
昨年、2位になったプエルトリコオープンは、PGAツアーですが、表の大会では、ワールドゴルフチャンピオンシップのトーナメントが開催されていました。当然、賞金総額も少ないので上位フィニッシュすることが大前提。トッププロは挙ってWGCに参加します。今年もこのような大会をしっかりとものにしたいですね。
本日のゴルフレッスンは、「自称飛ばし屋」です。
ゴルフではありがちな飛ばすことを自慢するゴルファーたち。スコアにつながるのであれば、それは素晴らしいことですが、ほとんどの場合、飛距離自慢がスコアにつながることはなく、飛距離がスコアの邪魔をすることになります。
ラウンドしている最中に、ボールを「飛ばしたい」という気持ちと、「結果(スコア)を出したい」という気持ちが入り乱れます。
最終的には、
「どうせ、どこかで叩くんだから・・・」
「ここまで叩いてしまったらあとはもう・・・」
「今日は振ってきたけど大丈夫みたい・・・」
・・・と必ず、飛ばす方向でラウンドするものです。
大抵の場合、これでスコアが悪くなったり、良かったとしても平均的なスコアから1つ2つ凹ます程度です。この考えを変えるためには、やはり練習でしょう。
練習場で飛ばしに重きを置いて練習しているために、このような考えになっていると思います。練習するときから、ショットを打つ前に結果を予想しスコアに結び付けながら行いましょう。ラウンド時も飛ばしが必要のない場面で飛距離を求めることはなくなるはずです。
「飛ぶけど曲がる」のは、飛ばし屋ではありません。
野球でいうところの、
「あそこまで飛んだよ・・・
ファールだけど」
・・・と言っているようなものです。
飛距離自慢は、ホールアウト後、自分のゴルフの下手さを公に発表しているようなものです。誰も認めてくれない「自称飛ばし屋」です。
コース内にボールを残して、スコアにつながって初めて飛ばし屋とみんなが認めてくれるのです。
ではまた