ユーティリティはここ数年で、人気が復活したゴルフクラブです。フォーティーンのユーティリティをアーニーエルス選手などトッププロが使い始めたことがキッカケになったようです。初心者の方でもユーティリティは入れていいと思います。もしかしたら初ラウンドはユーティリティでのショットばかりってこともあるかも。
ユーティリティはどんなときに使うの?
ユーティリティが必要なのか、必要ないのか!確かにあると便利です。補佐的に使うゴルファーもいれば、ユーティリティ中心のゴルファーいます。使う場面を考えると持つべきユーティリティもきまってきますよね。
- アイアンでは届かないパー3のティーショット
- 距離的にはロングアイアンで届くけど、ボールがラフ!
- 距離の短いホールのティーショット(セカンドの距離を正確に刻みたいとき)
- 左右OBのティーショット。FWよりも正確です。
- ロングアイアンで届くけど、距離を捨てて方向性重視で攻めたいとき
- パー5のセカンドショット、セカンドで狙えるときは方向性が抜群のユーティリティ!
ユーティリティを使う場面を少し考えただけでもこれくらいはすぐに思い浮かびます。
ユーティリティのロフト角度
ユーティリティを選ぶ際、ロフト角度は非常に重要です。間違って選ぶと飛距離がアイアンやフェアウェイウッドとかぶってしまうこともあります。フェアウェイウッドをバッグに入れているゴルファーは、フェアウェイウッドとロングアイアンの間を埋めるためだと思います。その中間のロフト角を選びたいですね。
この場合、ユーティリティの種類はユーティリティウッドがいいです。これで5番ウッド(クリーク)の役目をすることになりますからね。現在はクリークの替わりに入れている方が多いと思います。飛距離はクリークと同じで、方向性はクリークよりもいいからでしょうね。
3番アイアン(ロングアイアン)と同じロフトであれば、3番アイアンをバックから抜くことも考えましょう。やさしく飛ばせるユーティリティですから初心者の方はユーティリティのほうがいいはずです。個人的には自分に甘えることなく3番アイアンをしっかりと練習して欲しいのですが(^m^)、その場合のユーティリティの種類はユーティリティアイアンがいいのではないでしょうか。アイアンの流れを大切にしたいからです。
ユーティリティのシャフト選び
初心者の方に限らず、ユーティリティを選ぶ場合にシャフトの種類は重要です。シャフトのフレックス(硬さ)はほかのクラブを参考にすればいいと思います。(ドライバーやアイアンです)私が言いたいのは、カーボンシャフトなのかスチールシャフトなのかということです。
私の経験から言ってることなんですよ。もしもアイアンのシャフトをスチールシャフトにしているのであれば、ユーティリティのシャフトもスチールシャフトに、アイアンのシャフトがカーボンならユーティリティのシャフトもカーボンシャフトにしたほうがいいと思います。
飛ばすためのクラブではなく、方向性のいい、ちょっと飛ぶロングアイアンと考えてくださいね。飛ばしたいのであれば、5番ウッドを入れたらいいわけですからね。
私のオススメはスチールシャフトです。ユーティリティクラブととても相性がいいと思っています。値段的にはスチールシャフトのほうが安いし大好きです。
以前はカーボンシャフトを使っていましたが、以前のカーボンシャフトは現在のものと比べものにならないくらい性能が低かったので吹けたり(高く舞い上がったり)、ロングアイアンより飛ばなかったりと相当悪かったように記憶しています。現在のカーボンシャフトは異常なほどの高性能なのでうらやましい限りです。
ユーティリティのフェースプログレッション
買ったあとに失敗したと思ってしまうのがこのFP(フェースプログレッション)。FPが大きいとシャフトよりフェース面の方が出た形になります。ドライバーなどはシャフトより、フェース面の方が出ていますよね。その逆にFPが小さいとアイアンのグースネックのようにシャフトよりフェース面が出ていません。これはとても重要です。しかし、このことについてあまりメーカーでは触れません。フェースプログレッションが大きいと普通にスイングしてもスライスしますから、選ぶ場合に注意してください。
以上です。注意点がたくさんありました。もっと簡潔にまとめたいのですが、どうしてもユーティリティというクラブは最後にそろえる(買う)傾向があるので、他のクラブに合わせる事になってしまいます。だから注意点が多いと思ってください。