生まれながらにして左利きに生まれてきてしまったレフティーゴルファー(左利き)。ゴルフを真剣にしたくても肝心なゴルフクラブが揃わない。右利きの人がゴルフを始めると友達に借りたり、親から譲り受けたりしてコストの面ではクラブに掛ける部分は少なくできます。
しかし、レフティーゴルファーはそうはいかないのです。私の周りにもレフティーゴルファーが何人かいますが、みなさんの参考にはならないほどの腕前です(下手です)ので個人的に考えてみました。
レフティーゴルファーとメーカーモデル
メーカーから発売されるクラブのほとんどは、右利き用です。世の中は右利き用として作られているものがほとんどです。ハサミにしても包丁にしても別に左利き用を購入しなければならず、とても大変だと言うことは個人的によく分かります。というのも、私の母、弟は左利きです。小さい頃から右手を使えるように訓練されていましたので、その光景が今でも目に焼きついています。
ゴルフメーカーにおいてはやはり販売戦略を考えた場合、人口の約1割ほどの左利きのクラブを作ることより人口の約9割の右利き用のクラブを作った方が売り上げが上がることは何処から見ても明らかです。ゴルフクラブばかりではありません。
練習場だってそうです。20打席あったとして、1打席しか左打席がなかったりするわけです。人口で換算すると約5分(5パーセント)の人が使えるようになっています。このように約1割の左利きの人をゴルフから遠ざけている結果になってしまっていることが現状です。
そんなことを話していても悲しくなるばかりなので、少し嬉しい話もしなくていけません。一般的にレフティーモデルとして販売されているゴルフクラブは、まず良いゴルフクラブと思って間違いありません。合う合わないは別として、それなりに実績を作り上げてきた、もしくはメーカー側が強力に力を入れているクラブということです。そうでなければ売れず在庫だけが残ってしまうからです。
それだけにゴルフクラブとしてはある程度完成されたものが多く、長く使えるのも事実です。お気に入りのクラブが見つかればリシャフトすることも考えておくべきだと思います。
左利きのゴルファーが右でゴルフをする
弟もゴルフをしますが、こちらは右打席でプレーします。この場合、できる人とできない人がいると思われます。野球などで左打席に立っているとどうしても右打席は違和感があり立てませんよね。弟の場合、左打席有利のソフトボールで右打ちをしていたそうです。(笑)
ゴルフにおいてはそれが結果として良かったわけです。ゴルフクラブも充実している右利き用を利用しますし、私の”おさがり”も使えます。もしもみなさんが右利きでも大丈夫ということであれば、考えてみても良いでしょう。
左利きのゴルファーが右で打つとフックしやすいのも1つの利点です。ゴルフにおいて初心者はスライスで悩むことになりますが、それがないのです(人にもよると思いますが)。利き腕リードはインパクトでのボールのつかまりをよくします。
利き腕リードで打てるということは、ゴルフにおいてとても有利になります。岡本綾子選手はもともと左利きです。この左利きを生かせるものを探したときゴルフに行き着いたと言われています。LPGAで賞金王になったほどの人です。
また、レフティーの憧れフィル・ミケルソン選手は、実はもともと右利きなのです。小さい頃からゴルフをしていたお父さんの目の前で鏡に映すようにスイングを真似ていたそうです。レフティーとしてメジャータイトルをいくつも獲得するほどのレフティーですが、実は右利きということです。
あくまでも個人的な考え方なのでみなさんに勇気を与えられたか分かりませんが、せっかくゴルフに出会った以上、楽しんでほしいと思います。