2019年、全米プロゴルフ選手権はベスページ・ブラックコースで開幕しました。非常に難しいコースで有名なです。今年最初のメジャーとなるマスターズを制したタイガー・ウッズは当然注目されています。また、最近、メジャーで圧倒的な強さを発揮するブルックス・ケプカも気になるところです。
絡みつくラフと難しいグリーンが選手たちを悩ませることになりそうです。日本人選手は松山英樹、小平智、今平周吾の3名が出場します。
2019年 全米プロゴルフ選手権1stR
この難しいベスページ・ブラックコースで初日ノーボギーの7アンダーでラウンドしたのがブルックス・ケプカ。ほぼすべての選手がコースに苦戦する中、完璧なラウンドをしたケプカ。ダニー・リーが6アンダーで続いています。
松山英樹はイーブンパー
松山英樹はインコースからのスタート。むずかしいINコースで落としたスコアをOUTコースで取り戻すラウンドになりました。ドライバーの調子もよく決して調子が悪い感じではないので明日上位に食い込むことができたら面白いかも。
タイガー・ウッズは出入りが激しいラウンドに
マスターズで久々のメジャー優勝を果たしたタイガー・ウッズはダブルボギーもありイーグルもありで出入りの激しいゴルフになりました。タイガー・ウッズに期待した気持ちもありますが、2オーバーからの巻き返しはまだ初日が終わった段階ですが厳しいように思います。それでもタイガーが復活したときの私たちの気持ちを忘れることなく、タイガー・ウッズが参加してくれているだけでうれしいと思いたいです。その中で活躍してくれたらなおいいです。
それにしてもローリー・マキロイは相変わらずパターが入らないなぁ。
順位 | スコア | 選手 |
---|---|---|
1位 |
-7 | ブルックス・ケプカ |
2位 | -6 | ダニー・リー |
3位 | -3 | トミー・フリートウッド |
4位T | -2 | ルーク・リスト、チェズ・リービーほか |
9位T | -1 | リッキー・ファウラー、ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、ジェイソン・デイ、フィル・ミケルソンほか |
2019年 全米プロゴルフ選手権2ndR
全米プロ2日目、ブルックス・ケプカは他の選手を寄せ付けない異次元のラウンドが続いています。トータル12アンダーで2位のジョーダン・スピース、アダム・スコットらに7打差を付けている。
フェアウェイに置かないとスコアにならないベスページ・ブラックコースだけにティーショットがカギになっているようです。
ブルックス・ケプカが一人旅
ケプカが異次元すぎてすべての選手がかすんでしまうようでした。このままケプカが何の問題もなく終わってしまうのは面白くありません。余りの強さにケプカに対してブーイングに似た声が大きく聞こえました。精神的な部分でも崩さない限り誰も寄せ付けない雰囲気です。
ただケプカの場合、精神的な部分もタフそうです。
タイガー・ウッズはフェアウェイに行かない?
ティーショットの精度があまくなってしまったタイガー・ウッズは当然スコアを崩すことになりました。14ホール中3ホールしかフェアウェイに置くことができなかったので仕方ない結果だと思います。途中から予選通過が厳しいラウンドになってしまいました。
結果、5オーバーで予選落ちでした。年齢的にもいっぱいいっぱいのラウンドですが、タイガーがいるだけで会場の雰囲気が変わります。少し首を気にするしぐさが気になりますが、しっかり休養を取ってトレーニングをして次のトーナメントで頑張ってほしいです。
終わった後のインタビューではしっかりと自分を分析して、笑顔も交えながら話していました。トランプ大統領から大統領自由勲章を授与されたからだろうか、すべてを乗り越えマスターズチャンピオンにまで上り詰めたプレーヤーだけに人間としても一回りも二回りも大きくなったように見えました。
松山英樹は10位タイに浮上!
松山英樹は、2日目3アンダーでラウンドしトップテンに入ってきました。スコアが大きく波打つことなくスコアを伸ばすことができました。とてもいいラウンドだったと思います。
今平周吾、小平智は残念ながら予選落ちでした。しかし、経験値は上がったはずです。また挑戦できるトーナメントがあるなら出場してほしいです。
順位 | スコア | 選手 |
---|---|---|
1位 |
-12 | ブルックス・ケプカ |
2位T | -5 | ジョーダン・スピース、アダム・スコット |
4位T | -4 | ダスティン・ジョンソン、ケリー・クラフト、ルーク・リスト |
9位 | -3 | ジャスティン・ローズ |
10位T | -2 | リッキー・ファウラー、松山英樹、ルイ・ウェストヘーゼンほか |
2位以下には続々と有名どころが揃っていますが、スコアを見るとケプカのすごさに改めて驚かされますね。
2019年 全米プロゴルフ選手権3rdR
2019年、全米プロ3日目。ブルックス・ケプカが足踏みしているものの、誰も大きくスコアを伸ばす選手がおらず、ケプカの一人旅になりました。
ケプカ自身もスコアの差を考慮しながらのラウンド。無理して伸ばす必要もないといった感じでしょうか。
ダスティン・ジョンソンが2位浮上
ダスティン・ジョンソンが3日目スコアを1つ伸ばし2位タイ。ハロルド・バーナーⅢ、ジャズ・ジェーンワッタナーノン、ルーク・リストも同じく5アンダーで2位タイ。ちなみにジャズ・ジェーンワッタナーノンは日本の石川遼選手を尊敬しているそうです。
これだけ混戦していると、最終日が楽しみになりそうなものですが、ケプカのスコアがあまりにもかけ離れているので盛り上がりに欠ける状況です。
松山英樹には2位狙いを!
松山英樹も悪いラウンドではないのですが霞んでしまいました。2番ホールでトラブルになりましたが、ボギーでしのぎました。ダボでもおかしくない状況だっただけにここがポイントだったように感じました。
最終日はケプカがスコアを落とさない限り誰も追いつけないので、2位以下の選手は攻めてくるかもしれません。それで大きくスコアを崩すよりも、松山には今日のようなラウンドを続けて2位になってほしいと・・・個人的には願っています。
そうなると、日本では少なからず盛り上がりますね。
順位 | スコア | 選手 |
---|---|---|
1位 |
-12 | ブルックス・ケプカ |
2位T | -5 | ダスティン・ジョンソン、ハロルド・バーナーⅢ、ジャズ・ジェーンワッタナーノン、ルーク・リスト |
6位T | -4 | 松山英樹、マット・ウォリス |
8位T | -3 | アダム・スコット、ジョーダン・スピースほか |
2019年 全米プロゴルフ選手権4thR
2019年、全米プロ最終日。ブルックス・ケプカが連覇を達成しました。前日までの貯金が生きたラウンドになりました。途中、連続ボギーでスコアを大きく落としましたが、誰も並ぶことなくそのまま優勝です。
ダスティン・ジョンソンが2位
ダスティン・ジョンソンはスコアを1つ伸ばし6アンダーで2位となりました。飛ばし屋で現時点で誰もダスティン・ジョンソンには勝てないと思っていましたが、ブルックス・ケプカはそれに当てはまりませんでした。
松山英樹はスコアを落とす
大きくスコアを崩した選手は松山だけでなくたくさんいました。
最終日に大きくスコアを崩し、順位も大きく落ちてしまいました。
選手にとってはまたとないチャンスで「2位じゃダメ」なのでしょう。
仕方ないか!
2019年 全米プロゴルフ選手権 まとめ
ブルックス・ケプカの圧倒的な強さが本物だということを証明した今大会でした。タイガーのあと次ぐ選手ということで取り上げられてきたローリー・マキロイやジョーダン・スピースなどタイガーのあとを期待されましたが結果的にそうはならなかった。
ケプカは飛距離が出るもののタイガーとは一線を画すプレースタイル。
ケプカは現在29歳。これから30歳代の中盤まで第一線で活躍できたとして、タイガーの記録にどれだけ追いつけるか楽しみです。
順位 | スコア | 選手 |
---|---|---|
1位 |
-8 | ブルックス・ケプカ |
2位 |
-6 | ダスティン・ジョンソン |
3位T | -2 | ジョーダン・スピース、パトリック・キャントレー、マット・ウォリス |
6位 | -3 | ルーク・リスト |
ではまた
全米プロゴルフ選手権(U.S. PGA Championship)の歴代優勝者。ゴルフのトッププロが集まる大会です。