前々回の「雨・風だって味方!」の中にパンチショットとノックダウンショットという言葉が出てきましたが、どう違うのかご説明します。名前も違えば使い方も違うのです・・・・
パンチショットとノックダウンショット
今回はパンチショットとノックダウンショットの違いや打ち方・ボール位置などについて個人的にこんなもんだろうと考えてみました。
パンチショット
パンチショットの場合、打ち方によっては飛距離が大きく伸びます。これはボールを右側に置くことにより、ロフトが立つからです。しかし、方向性を出したいため、短く持ったり、ハーフショットでパンチしたりします。
しかし、最近はノックダウンショットという言葉が使われているように方向性に重きを置くときはノックダウンショットとしているようです。
ノックダウンショット
ノックダウンショットの場合、リストなどの細かな体の部分を使わないので飛距離は落ちます。 パンチショットは以前からレッスン書などにも書かれています。わからないのはノックダウンショットだと思います。間違ってたらごめんなさい。
いままで読んできたレッスン書やDVD・雑誌まで参考にしてかいつまんで違いについて説明します。といってもいつも長々となるのですが・・・がんばります。
パンチショットとノックダウンショットの違い
パンチショットの場合、風の強いとき、アゲンストでもフォローでも効果的。風の下を潜り抜けるショットになります。ノックダウンショットの場合、方向性を出したいとき、左右OBなどドライバーでも打てます。このことが基本になります。
パンチショットの場合、リストは普段どおり使います。それよりきつくコックする場合もあります。ノックダウンショットの場合リストはまったく使いません。体の回転を利用してショットします。
クラブの番手にも因りますが、パンチショットの場合、スピンが良く効きます。ノックダウンショットの場合、ボールが落ちた後ダラダラと転がります。
パンチショットとノックダウンショットのボール位置
ボールの位置はパンチショットもノックダウンショットもいつもより右寄り、ノックダウンショットの場合、体の回転が主体ですから、オーバースイングにもなりません。ノーコックです。クラブはいつものトップの位置より低くなります。
しかし、これについてはあまり気にしなくていいかも。ノーコックに意識を持っていくべきです。 ノックダウンショットは大きな筋肉だけを使うので、再現性のあるスイングがしやすいです。
タイガーウッズ選手のノックダウンショットはあまり参考にならないこともここで言っておきましょう。タイガーウッズ選手のスピードは異様です。無理して体の回転を速くすると方向性どころか当たらないですから。方向性重視を頭に入れてノックダウンショットしてみてください。
みなさんにはアーニーエルス選手のスイングをオススメします。ゆったりです。ノックダウンショットをする場合はアーニーエルス選手になったつもりで打ってね。
また、飛距離も極端に落ちますので、その点も考慮してください。左右にバンカーがあったり、まっすぐしか狙えないとき、距離は欲張らず、フェアウェイにおきたい、または、OBだけは避けたいホールでとても有効になります。ボール的には迫力に欠けますが、スコア重視のテクニックですからね。
パンチショットとノックダウンショットの打ち方
打ち方の簡単なおさらい パンチショットとノックダウンショットともにいつもよりボール位置右寄り。
パンチショットはリストを使い、ノックダウンショットはリストを使わない。もちろん打った後も。ですから、打ったあと左腰の位置で右手の甲が自分の顔を向くか向かないかくらいの感じ(多少個人差あると思います)
パンチショットは体重移動もいつもどおり。(これについては大きくとる人全くとらない人と両極端です。)
ノックダウンショットについてはするときとしないときとありますが、移動スピードが遅いです。全くしないとほんとに飛びません。パンチショットは普段のスイングが基本!ノックダウンショットは体の回転だけが基本!
ではまた
アイアンの選び方って?アイアン選びのポイントについて徹底解説。飛距離が欲しい、弾道を高くしたい、もっと方向性を上げたい、右に飛び出しやすい、ライ角の選び方、ロフト角度、シャフトなどアイアンを選ぶときに参考にしてください。