ユーティリティを選ぶ場合、まずは今使っているクラブセッティングを確認することから始めましょう。統一したメーカー・モデルがあれば、それほど迷う必要はないと思われますが、ドライバーやフェアウェイウッド・アイアンと同じメーカーのモデルを使っている人は稀でしょう。
たとえ同じメーカーのモデルを使用していたとしても、モデルもマイナーチェンジしたりフルモデルチェンジしたりしています(たとえば、2010年モデルとか2011年モデルなど)。ロフト角度が変わっていたりすれば注意が必要になります。適正なロフト角度が見つかれば、あとはシャフトを選ぶことになります。
ユーティリティのアイアン派フェアウェイウッド派
現在のアイアンセットはロングアイアンが5番アイアンからというものが普通で3番アイアンからのセットは珍しくなりました。そのため、ロングアイアンの変わりにユーティリティを使うという理由の場合、アイアンのシャフトに統一することができればベストな選択方法だと思います。
それができない場合でも、アイアンシャフトがカーボンであればカーボンシャフトに、スチールシャフトであればスチールにすることがベターです。
フェアウェイウッドとアイアンの間に距離があり、それを補うためにユーティリティを使うのであれば、基本的にフェアウェイウッドと同じカーボンシャフトがいいと思われます。アイアンの延長ということを考慮しているのであれば、アイアンに合わせることも間違いではありません。この場合、スチールのときはスチールシャフトで良いわけですが、中でも軽量スチールシャフトは使えます。
また、カーボンシャフトにはさまざまなキックポイントのシャフトがあります。先調子のカーボンシャフトは弾道が高くなりやすく楽にボールを運ぶことができます。「ドライバーやアイアンに比べるとユーティリティは練習しない」という方は先調子のシャフトも頭に入れておきましょう。
ユーティリティは最後に揃えるため支障が出る
ユーティリティはドライバーやアイアン・パターなどに比べて揃えるのが後回しになってしまうことが多いはずです。ゴルフはドライバーとアイアン、パターさえあれば何とかラウンドできますから、フェアウェイウッドやユーティリティは最後に購入することになるのです。
それだけにお気に入りのユーティリティが発売されたとしてもクラブセッティング上、ロフト角度に自分が欲しいものが無かったりします。合ったとしてもシャフトが無かったりして購入を躊躇うことも多いのです。
これは仕方のないことですが、もしもどうしても欲しいユーティリティがありロフト角度までは望んだものが見つかったのであれば、購入後すぐにリシャフトすることも考えていいと思いますよ。また、大技になりますが、ドライバーからユーティリティまで買い換える方法もあります。