近年のゴルフボールは大きく分けて2つの種類に分けられます。一つは飛距離重視といわれるディスタンス系のゴルフボール、もう一つはスピン性能が突出しているスピン系といわれるゴルフボールです。また、もう一つ分けるのであれば、飛距離とスピンどちらも突出していないものの高い性能を持つディスタンス系・スピン系の中間に位置するデュアル系といわれるゴルフボールです。
飛距離で選ぶディスタンス系
飛距離は最大の武器!ゴルフでは飛距離があることのメリットがたくさんあります。飛距離を最大限に発揮できるボールをディスタンス系のボールと言ったりします。
飛ばし屋といえば、飛距離は落としてでも方向性を重視したいと考えるものです。そんなゴルファーが選ぶゴルフボールは、スピン系と考えがちです。しかしながら、スピン系のボールは縦のスピンだけではありません。横のスピンだってしっかりとかかるわけですから、ヘッドスピードが速く方向性が安定しないゴルファーにはディスタンス系のゴルフボールが合うときもあります。
ティーショットの飛距離が出れば、セカンドショットはスピンが効かなくてもショートアイアンの高いボールで攻めることができるわけですし、ディスタンス系といっても全くスピンが効かないわけではないのです。飛ばし屋であれば、残り100ヤードをウェッジで攻めることだってできるわけで飛ばし屋がいよいよ有利になるかもしれませんよ。
縦の距離感で選ぶスピン系
セカンドショットでピンにピタリと付けてみたい!アプローチでキュキュッと止めて同伴者をアッと言わせたいゴルファーはこちらのスピン系のボールをおススメします。
以前であれば、バラタボールといわれるボールがスピンがよく効くということでトッププロやトップアマチュアに人気がありました。しかし、それも昔のお話。現在は、表面素材や多重ソリッドボールの開発が進み、バラタ並み・それ以上のスピン量が期待できます。
とくにトップアマチュア・上級者にとってスピンコントロールできるということは、ボールをコントロールできることにつながりますので、縦の距離感が安定することになりますし、インテンショナルボールや持ち球も安定することにつながります。
飛距離・スピン欲張りデュアル系
飛距離だって欲しい!スピンだってかけれるものならかけてみたい!そんな欲張りなゴルファーには、中間のデュアル系といわれるボルフボールがおススメです。
デュアル系のボールは、飛距離もそこそこ飛ぶ!スピンだってそこそこかかる!というユーティリティなボールです。こちらも素材や構造の開発・進化で可能になったボールと言えるでしょう。癖のないボールですが、逆に言えば特徴のないボールともいえますけど。使い勝手の良いゴルフボールといっておきましょう。