”けん”です。本日のゴルフレッスンは「平均して高いレベルでラウンド」です。ゴルフは、スポーツができる人が上手く、できない人が下手とは限りません。だから面白いわけですが。
スポーツができる人はスピード、バネ(瞬発力)、基礎体力、センスなどポテンシャルがあります。もともと持っているということを考えると羨ましい限りです。ところが、どんなにスポーツができても、ゴルフは上手くいかないことがよくあります。
スポーツができる人には基本的に飛ばし屋が多いです。身体能力をフルに生かしてパワーゴルフをします。しかし、飛ばし屋だから、やらなくてもいいミスが発生することも、これまた事実です。普通は入らないバンカーに入ったり、超えなくてもいい境界線を越えてしまったりとリスクを背負っているんです。
飛ばない人はその点では、有利!?になります。振ってもOBになりませんし、バンカーだって届きません。ヘッドスピードが遅いので、サイドスピンもかかりにくいわけで曲がらないということも考えられます。風の影響を受けるほどボールが高く上がらないこともあります。
しかし、飛ばない人は、距離が残り、グリーンを狙うセカンドショットが届かなかったり、グリーンをこぼれたりすることでショートゲームの比重が大きくなり、その点では、やさしくありません。そんなことを考えると・・・
ゴルフって結果的に「みんなに平等」なスポーツなのかもしれませんね。
身体が大きく体力がある人は、飛ぶけど、ボールと目の間の距離が長くなります。アプローチを考えると、背の小さな人のほうが有利です。
そしてゴルフでは、どんなに上手くなってもある程度でスコアは停滞します。パー72というスコアが基本ですので、みなさんそれに向かってがんばるわけですよね。パー72に近づいてくれば、1打減らすのも必死なんです。
今まで、ベストスコアが101だった人が、91のベストスコアを出すことは、珍しいことではありません。72付近で1打減らすために必死にがんばっている人に対して、一気に10打縮めることもあります。
ゴルフでは上手くなる過程が、それぞれ違いますし、そこまで到達する時間も違いますが、結局ベストスコア的には、団子状態になるわけです。
この中でも、上手いといわれる人は、平均して高いレベルでラウンドする人になります。ということは、ミスが少ない人、ミスをカバーできる人ということでしょうか。おかれている状況の中で限られた選択を間違うことなく平常心で行なうことが重要です。
ゴルフではあるレベルに到達すると、ハートの強さが勝敗を分けることがよくあります。みなさんも経験あるはずです。緊張してヒッカケたり、いつもはでないトップボールが顔をだしたり、そんなときに限って短いパー3で奥がOBだったり、グリーン上では、パターが届かなくなったり、パチンとやってしまったり・・・
メンタル面をコントロールできれば、団子状態から抜け出せることがよくあります。プロの場合は、そうはいかないと思いますが、アマチュアであれば、我慢するだけで団子状態から抜けさせ、結果としてベスグロが付いてくることがよくあります。
ラウンド終了して、ベスグロに1打及ばなかったりして悔しい思いをします。まわりの人に、「あと1打でベスグロだったんだけどね」なんて強がってみても、結果としてベスグロ以外は、あまり意味を成しません。
「16番のショートパットが・・・」「3番ホールのOBが・・・」無かったら、と言い訳ばかりするヤツだと思われるのが”セキノヤマ”です。しっかりと現実を受け止めましょう。
メンタル面を強くするためには、自分より強い人とラウンドしたり、競技に参加することです。それがかなわない人は、練習量しかありません。頭の中のイメトレと大切ですが、ボールをたくさん打つことで自信をつけてください。これだけ練習したんだ!とね。
団子状態から抜け出す、それには我慢できるハートが必要不可欠です。つねに同じ状況でラウンドしているんだと言い聞かせてください。
折れたら負けです。
ではまた
練習はうそをつかない
昨日の「情報大陸」は、上田桃子プロの特集でした。
あの成績の裏には、私達の自分の仕事にかける情熱以上にもっと、真摯な痛いほどの情熱があふれていました。
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