ゴルフクラブシャフトのわかりにくいところを解説します。最近はシャフトのバリエーションが増えうれしい半面、選ぶ側にとっては一苦労です。参考にしてみてください。
フレックス
シャフトの硬度を表します。メーカーやブランドで硬さが違いますので、Sだから硬いとかRだから柔らかいとは言えません。L・A・R・S・X・XXと表したり、ヘッドスピードで表すメーカーもあります。ちなみにLはレディース、Aはアベレージ、Rはレギュラー、Sはストロングではなくスティッフ、Xはエクストラです。
バランス
バランスとはヘッドの効き具合を表す数値です。A~Eに分けてあり、その中をまた、数字で分けてあります。0~9 たとえば、C9より、D0のほうがバランス的には重く感じます。バランス計は簡易的なものが販売されていますので、購入されてみてはいかがでしょうか。グリップをご自分で交換する時などにもいろいろ考える事ができますよ。
キックポイント
「先調子」「中調子」「手元調子」があります。最近はそれぞれの中間のキックポイントもあります。先調子がクラブヘッドの近くでしなり、手元調子はグリップ近くがしなると言うことになりますが、実際はそれほどの距離はないです。しかし、打ってみると違いますから、不思議です。
一般的に、スイングリズムがゆったりした方は、先調子。スイングリズムが速い方は手元調子に向いていると言われています。先調子のシャフトはボールが上がりやすくい反面、シャフトのしなりが大きく、手元調子のシャフトはシャフトのしなりが小さいので、方向性に優れている反面、ボールが上がりにくいです。
しかし、近年のシャフトは性能がとても優れていて、いろんなバリエーションがあるため、上記のようなことも当てはまらなくなってくるのかもしれません。私たちにとっては、どれを選べは良いのか、選択肢が多く分かりにくくなってきたもの事実です。
トルク
シャフトの遊びを表します。ねじれと言ったほうが分かりやすいかもしれません。シャフトのフレックス以上に硬く感じたり、柔らかく感じたりするのはこのトルクのせいかもしれません。トルクが大きいとリズムがとりやすく、逆に小さいとリズムは取りにくいですが、自分のスイングに敏感に反応してくれます。
振動数
シャフトに力を加えて、振動数が分かります。数値によりシャフトの硬さが分かりますが、キックポイントで相当違うため人間の感覚の硬さとは違った感じがします。