2010年の全英オープンは無名と言ってもおかしくないL・ウーストハウゼン選手が16アンダーで2位と7ストローク差で優勝しました。世界ランク上位の選手はL・ウーストハウゼン選手を脅かすどころか安心させることばかりでやることなすことカラ回りでした。
名も知らぬゴルファーが大活躍する。たまにこのようなことが起きるのがゴルフと言うスポーツです。そこから目を覚ましたように大活躍する選手もいれば、二度とその名を聞かない1度きりのフラグのような選手もいます。
ゴルフで勝つことがどれだけむずかしいことか。これは世界ランク上位の選手が常に優勝できないことからも分かりますね。特に全英オープンなど、厳しい状況でのラウンドは、「不公平」を感じる人も多いはずです。しかし、これもゴルフです。
同じ日に、雨・風が酷いときにラウンドする人もいれば、まったくの無風で太陽まで出ているときにラウンドする人もいます。自然の中でラウンドするとこのようなことが起きて当然なんです。
誰にも文句が言えませんし、天候のせいにすることは格好悪いです。1日だけを考えれば確かに天候のせいかもしれませんが、年間を通じて、ゴルフ人生を通じてなどトータルで考えると、十分公平なスポーツであることは間違いありません。
上手くいかなかった理由を探すのは簡単です。天候のせい、キャディさんのせい、同伴者が気に入らない、グリーンが遅いなど、みなさんには”いいわけ”ばかりのゴルファーになってもらいたくないと思います。
中にはわけの分からない負けてしまった理由を話す人もいますが、ある意味、一番の理由かもしれません!?。「OB打ったよ」とか「3パット3回」、「ショートパット外しまくり」など、いかにも負けたり理由が不運であったかのように話します。
それを聞いた人は「・・・だから何か?」と思います。場合によっては、「3番見てた!ティーショットであそこまで行ってボギーだよボギー!」なんていう人もいます。
これは自分の技量が足りなかったからに他ならず、決してそれが不運だったわけではないのです。その言葉を聴いたときは「私の技量が足らず完敗でした」と言っているようなものです。そんなときは・・・
「それは残念でしたね。それが無かったらね・・・」とやさしく応対してあげましょう。言葉としてつながりませんが、そういってあげれば落ち着いてくれます。
決して・・・
「OB打った!?、ショーとパット外した!?・・・仕方ない・・・
それくらいの実力だもん!」
と本当の気持ちを表に出すことは決してやってはいけないことです。
ではまた