ゴルフダイジェスト・オンライン レインウェアをスペシャルレポート!早めに用意しておきたいレインウェア
5月のゴールデンウィークを過ぎると嫌な梅雨の季節になります。ゴルフは天候の良い日ばかりのラウンドではありません。当然、雨や風の日にラウンドすることも多いです。ラウンド時、天候が良ければ幸いですが、もしもの時のために常にキャディバッグの中にレインウェアを忍ばせておくことが得策です。
ゴルフ場へ向かう前に天気予報の雨マークを確認して初めてレインウェアを用意するようではゴルファーとして失格。常に携帯するようにしたいものです。そのためにキャディバッグにはいくつものポケットがついています。
最近のレインウェアは生地がしっかりしていて通常プレーで使うのであれば相当長持ちします。ところが用意していなかったためにショップで購入すると簡易的なレインウェアで使い捨てのようなお粗末なものもが多いように感じますよね。
ここはひとつ、いいものを手に入れて長く使うことにしましょう。”いいもの”の目安として生地自体の防水効果のほか、しっかりとしたゴムが使われているか、ラウンド中どこからともなく雨水が浸透してこないか、首回り・手首・足首の作りはどうか、などチェックポイントも様々です。
また、着心地も大切です。何といってもプレーがしやすいかどうかはスコアにもっとも影響を与えることになるからです。
ただ、いいものはコストも高いのが実情です。仕方ありませんね・・・と思いを巡らせているところに「”けん”さんレポートします?」とゴルフダイジェスト・オンライン様より連絡が・・・ではやりましょう!ということで送られてきたレインスーツを検証しました。
GDO オリジナル レインスーツ
ゴルフダイジェスト・オンライン オリジナル 高機能レインスーツ 耐水圧20000mm
- ¥12,800-(2012年4月15日現在)
- カラー:ブラック、ホワイト、カーキの3種類
- サイズ:下記表参考
サイズ | 身長(cm) | 胸囲(cm) | ウエスト(cm) | 股下(cm) |
---|---|---|---|---|
S | 162~168 | 85~91 | 71~77 | 69~74 |
M | 167~173 | 89~95 | 75~81 | 72~77 |
L | 172~178 | 93~99 | 79~85 | 75~80 |
XL | 177~183 | 97~103 | 83~89 | 78~83 |
XXL | 182~188 | 101~107 | 87~93 | 81~86 |
色はブラック、サイズはLをこちらから指定し送っていただきました。袋には”GDO ORIGINAL”としっかり書かれています。
ロゴマークは?
開けてみて最初に目に入ってこないのがロゴマーク。これって意外に重要だったりしませんか。
べったりとロゴマークのあるウェアは一度着ると目立ってしまい「またそれか」といった具合に、自分のトレードマークのようになってしまいます。
空きのこないものはロゴマークも目立たないものがいいと常々考えています。みんさんも同じ意見だと思います。
私の写真の撮り方でブラックに見えませんが、飽きのこないブラックになっています。見た目はかなりの高得点で合格です。
GDOレインスーツの細部を検証
ポケットのファスナー部分に注目すると、これでもかと雨水を浸透させない工夫が施されています。これはブルゾン側のファスナーの写真ですが、何か尋常ではないガードの硬さです。それにしてもポケットの数、半端ないです。腕に1つ、肩に1つ左右に1つずつといった具合です。
GDOによると”水の侵入を強力にブロックする止水ファスナーポケット”で財布などを入れても安心という説明。かなりのこだわりです。
ただ、開ける時が大変でした。もぐりこんだ部分を出すのに手間がかかりました。
中は十分な広さがありますが、財布というよりもキーなどを入れておくといいかもしれませんね。また、ゴルフをするときのことを考えるとブルゾン側のポケットに何かを入れることはほとんどありません。
ポケット自体なくてもいいのでは?と個人的には考えていますが、ポケットのないレインウェアは実際のところあまり見かけたことはありません。
そのため普段の生活レベルでも十分使いこなせるデザインになっているようです。これはとても助かります。
私は雨の日に原チャリに乗ることも多いです。そのときはゴルフのレインウェアを着ています。
手首回りですが、ゴムとマジックテープがついています。ここで注目したいところは、ゴムの太さと強度です。
安っぽいものになると手首を締め付ける方法がゴムだけで簡易的なものが多いです。そのため数回使うだけでビロビロに伸びてしまって機能しないものも多いです。
その点、これだけの装備であれば何度も使えますし、実際はこの太いゴムだけで十分のところをマジックテープまで使っています。うっ血するくらいに締め付けることもできます(^^)。個人の自由ですけど。
空気功があります。GDOのレインウェアに限ったことではありませんが、これがないと外の空気を取り込めないため、汗をかいてしまい、結果的に”雨より濡れる”という何とも悲しい結末になってしまうのです。
ただ、それだけならわざわざ取り上げる必要はありません。GDOのレインスーツには蒸れないための知恵が施されているようです。
内側が蒸れにくい透湿圧8,000g/m2/24h以上
透湿圧とは、内側から外にどれくらいの水分を外に出すことができるかという数値です。この数字が高ければたかいほど、レインウェアの内側が蒸れにくいという指標の数値です。(GDOより)
雨の侵入を強力にブロックする耐水圧20,000mm/m2
耐水圧とはJIS(日本規格協会)が定める測定方法です。10mm x 10mmの生地表面にどれだけの水圧がかかるかの基準で、裏側にミスが漏れ出すかを示す数値です。(GDOより)
難しいことは分かりませんが、雨は防いで内側の蒸れは外に出すということでしょう。
下の写真はブルゾンの肘の部分です。簡単に取り外せるようになっています。
何とも憎らしいことにボタンの色が1つだけ白色になっています。
取り外した後、元に戻す時の目印になっているのです。取り付ける方向を間違うことなく行なうことができるという心配りです。
次回、使うときにマジックテープの位置が変わったりしてプレーに影響することもあるでしょう。特にパターなどを行なうときは、何気ないことで気が散ってしまいます。
腰回りのダブツキを調整するために”外側のベルクロアジャストと内側になる二段階のスピンドルアジャスト”が用意されています。
パッティングやアプローチなどグリップを短く持った時にグリップエンドがウェアに引っ掛かり、思わずチョロったとか、その勢いで遠くまで飛ばしてしまうといったことがなくなります。
安っぽいレインウェアを使っている方は、ブルゾンの裾をパンツの中に入れることで同じような効果がありますので、ゴルフ場で試してみてください。それとパッティングの時は左右どちらかの脇に胸部分のダブツキを挟むことで脇も締まりウェアも邪魔になりませんよ。
パンツもとてもシンプルなデザインに好感が持てますが、中身はかなり気に入っています。
レインウェアのパンツを穿いたときに明らかに違うことがあります。それは高級感!?ではないでしょうか。
ゴルフ場で見るレインウェア装着中のゴルファーを見るとき、いつも思うことですが、なにか・・・
下だけ穿くと「ヤッケみたい」に見えます。これって生まれた世代のせいかもしれませんが、どうしても昭和の雰囲気が出てしまうものです。ところがこれは違います。
1つのファッションです。プロゴルファー並み?に格好いいです。よく寒い時期にパンツだけをはいてプレーするプロゴルファーを見ますが、あんな感じです。決して「ヤッケ」とは呼ばれなくなるはずです。
腰回りのゴムをチェックしましょう。何度も言いますが、ゴム部分は個人的にかなり気にする部分です。
見てみると小さくタグが付いています。目立たないところに好感が持てます。
肝心のゴム部分ですが、かなりしっかりしています。併用で締め付ける紐も当然ありますので十分耐久性があると思われます。
下の写真は後ろのポケット部分、中身はメッシュになっています。
前のポケットも同様にメッシュを採用してあります。濡れたボールやマーカー、グリーンフォーク、スコアカード、手袋まで様々なものを入れるのがパンツのポケットです。
前2か所、後ろ2か所、右モモに1箇所の計5か所で十分な大きさがあります。いろいろなものを入れるポケットですが、それを可能にするのが・・・
上記に書いた腰回りの強度なんですよね。ゴムが緩いと落ちてくるんです。ちなみに右モモのポケットはティーをさせるようになっています。写真にはありませんけど。
パンツの膝部分になります。肘部分同様に膝の部分も取り外しかが可能で半ズボンにできるようになっています。
ただ、それだけではありません。
写真に見えているプラスチックの締め付ける部分(名前は分かりませんが)を引っ張ることで長さを調整できるようになっています。
足の短い昭和世代の私たちとしては利用するしかない便利機能です。”あらゆる体型フィットする無段階股下調整(5cm)”です。
これを使ったらもう二度と無段階股下調整無しのものは使えなくなりますね(^^)。
ネット購入が当たり前になった今、実際に試着して選ぶことができないわけですから、このような工夫はとても重要なポイントになってくるはずです。
以上がGDOオリジナル レインスーツのスペシャルレポートになります。何といっても機能面に優れたレインウェアなのに安すぎます。
ゴルフ場で慌てて安価なものを購入しても、これくらいの値段なる場合があります。
しかも使う回数を考えると・・・コストパフォーマンスには本当に驚きです。
着心地がいいのも”透湿圧”が高いからでしょう。これからの時期の嫌な蒸れも防いでくるのであれば大変助かります。
※このごろ大分太ったな・・・言い忘れていますが、首回りのフードは折り曲げて襟元に収まるようになっています。フードの代わりにキャップが別売りで用意してあります。