”けん”です。本日のゴルフレッスンは「攻めるゴルファーを見たいはず」です。プロゴルファーはツアーで活躍することで賞金を稼ぐことで生活しています。ゴルフで生活することが出来るプロゴルファーは一握りで何かしらの別の仕事(ゴルフに関わる)をしていることが一般的です。
ツアーに参加し予選を通過しても決勝ラウンドでそれなりに活躍しなければ、その大会で考えると赤字になることもあるそうで宿泊代からキャディさんへのお礼などかなりの金額になります。
そんな中、プロだから「プレーで楽しませてくれ」というファンの熱い思いを受け入れなければならないのですが、実際はまったく楽しくないゴルフをすることで今の順位を維持して数ヶ月ぶりの賞金を少しでも多く手に入れなくてはならないのです。
パー5や短いパー4でせっかくの飛ばし屋が刻むところやピンをデッドに狙うところを見てみたいわけですが、それも生活するためにはできないプレーになっているのかもしれません。
PGAで活躍するプレーヤーの中には、かなりアグレッシブに攻めるゴルフをするゴルファーがいます。アンソニー・キム選手やフィル・ミケルソン選手などは見ていて楽しいです。これぞ見せるゴルファーといった感じです。
攻めるためにはそれを支えるお金がなければならず、石川選手などはプロになった時点ですでにたくさんのスポンサーが付いていたわけですから、攻めることができる恵まれた環境にあったと考えられます。もちろんそれまでの彼の経緯がそれを実現にしたわけですが。
タイガーウッズ選手も当初はその中の一人というか、先頭に立って攻めるゴルフをしていました。ショットはもとよりパッティングでは1メートルどころか2メートル近くオーバーすることは当たり前。見ているこちらが「返しのパットは大丈夫なの?」と心配するくらいでした。
タイガーがデビューしたときのPGAは見ていて楽しかったのです。
デビューから数年立つと、勝てる試合の残り数ホールはテレビも消したくなるほどの消化試合。試合は3日目で決まってしまったような雰囲気です。トーナメントは女子と同じく「3日間でいいんじゃない!」と思ったくらいです。
初日、2日目は予選を通過するために堅実なゴルフをします。そして最終日が逃げ腰のプレースタイルであれば、実質3日目だけしか楽しめません。
話は戻りまして、プロツアーを本気で楽しませてもらうためには最低限生活できる範囲の最低賃金を保証することも考えるべきですが、これではぬるま湯に浸かるようなことにもなりかねませんので、新たに順位による賞金とは別に、バーディー数やイーグルなどにも特別報奨金を分配できれば攻めてくれるゴルファーも増えるのではないでしょうか。(ステーブルフォード方式も少し違う気がします。)
そんな中からスコアの最少記録や記憶に残るプレーが生まれるかもしれません。そんなことを許してくれるスポンサーっていませんかね。
そんな大会が年に数回行なわれても個人的には楽しいのですが、みなさんはどうでしょう。
どこからでもバーディー狙ってくるゴルファー出てきてほしいものです。
ではまた